4月29日の午前10時、
円安が進み遂にドル円は160円を超えることとなりました。
遅れること3時間。
日銀は、
急激な円安を抑制するため介入を実施(正式発表はまだ)
市場の予想ではその規模は5兆5千億円とも言われ、
2022年10月21日に行った介入に次ぐ規模になるのではと推測されています。
個人的に、その前日にもドル円に急激な動きがあったので
小規模な介入があったのかと思ったのですが、
どうなんでしょうね?
財務省によると介入実績は5月末に発表されるようです。
では、全体の動きがどうなっているのかを見てみましょう。
介入後、一時は154円台まで円高に振れていましたが、
いつものごとくあっという間に切り返えされ
すでに158円台目前まで戻ってきてしまっています。
今後の動きを知るためにも
ここでドルインデックスの動きを見てみましょう。
ドルインデックスは以前お伝えしたように
107の壁に向かって上昇はしているものの
まだ4月の高値を超えてきていません。
ということは、
さらにドルが上昇してくる可能性が高く
再び160円に乗せるのも早そうです。
上記のチャートと同じスケールのドル円チャートも載せておきます。
本日もゴールデンウイーク中だというのに
サポートしているお客さんから
「円安になったので、引出しをお願いします!」
というご連絡をいただきましたが、
円安はまだこれからだという事でしょう。
そして、前回のマーケット情報でお伝えしたGOLDですが、
懸念していたチャネルラインタッチによる調整が入ってきました。
チャネルラインタッチで長い上ヒゲを付けて
次に下ヒゲが出たために少し期待をしていましたが
結局上ヒゲの高値を抜けることができなかったというわけです。
調整の目途は、
真ん中に引いてある赤いラインと紫のラインが交差する
2220辺りだと見ています。
最後に日経平均のチャートを紹介して終わりましょう。
前回紹介したチャートには引いていませんでしたが、
あらたに青いラインを2本追加しています。
3月に4万円台の高値を付けた後、
調整をしているわけですが、
3月の安値を下回ったことで下落に勢いがつきました。
そのあと切り返しの動きになってはいますが、
1989年の高値が抵抗になっているため
再度下向きになってくるように思われます。
材料があるわけではありませんので、
あくまでも個人的な見立てです。