マーケット情報 米国政策金利0.5%の引き下げ

日本時間の本日3時、
FRBは政策金利を0.5%引き下げることを決めました。

また、政策担当者は年末までに金利を
4.25~4.50%に引き下げる必要があると考えていると発言していることで
年内に開催される11、12月の残り2回の会合で、
0.25%ずつの利下げを検討していることが示されたわけです。

これによりドルインデックスは一時100ポイント前半と
今年の最安値まで下落しましたが、
その後切り返しの動きとなり101ポイントを回復しています。

チャートを見ると、
昨日の日足は今年の安値ラインを下回るも下ヒゲの長い陰線となっており、
下げはいったん終了する可能性が出てきました。

一方ドル円のチャートを見てみると


9月13日の足で下ヒゲの長い陰線が出て140を割り込んでから切り返していることからも
短気的な下落トレンドは終了したものと見ています。

いつものチャートはこちら

このチャートを見ると、
下からのトレンドラインと140円台の抵抗線が利いたように見えますね。

 

そして為替市場だけではなく株式市場にも影響があり、
すでに史上最高値を更新していたNYダウはさらに値を上げ
S&P500は史上最高値を更新するなど
依然として強い動きを見せています。

そして日経平均も反応を見せ
前場には一時1014.35円高い37394.52円をつけ37000円台を回復しています。

ただ日経平均は米国株と比べ
先月の暴落によりかなりマーケットが痛んでいるので
力強さには欠ける動きとなっています。

何にせよ、今年一番と言っても良いくらいの注目イベントが
大きな波乱も無く無事通過したわけです。

あと注目するイベントは前回にもお伝えしたように
11月5日の米国大統領選挙です。

いつもの通り、かなり報道に偏りを感じますが
現状の調査では民主党のハリス氏がリードしているとの事です。

各種世論調査の平均支持率の推移
ハリス氏 49.4%
トランプ氏 47.4%

※政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が集計した各種世論調査の平均値

 

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