日本の銀行で使用しているCASH CARD(ATMカード)の場合、
クレジット機能が付いていないと、
有効期限というものが無いので馴染みが薄いかと思いますが、
HSBCのATMカードは有効期限があります。
今回は、
「HSBCからATMカードが送られてきたけど、
何をしたらいいのか分からないから、
助けて!」
というお問い合わせについて、
ご紹介していきたいと思います。
HSBCから届いた封書
ある日突然、
自宅に見慣れない封筒が届いたAさん
恐る恐る中身を出してみると、
HSBCのATMカードが貼られたレターが入っていました。
カードが届いたのは理解できたAさんでしたが、
このあと何をどうやればいいのか分からなくなってしまい
インターネットであれやこれや検索した結果、
弊社のホームページにたどり着いて問い合わせしたとのこと。
ヒアリング開始
いつものように、
お問い合わせいただいたメールアドレスへ
状況を確認させていただきたいと連絡をして
返信いただけたまでは良かったのですが、
Zoomを使ったことが無いので心配だから
電話でも良いかとの事?
本来Zoomであれば、
HSBCから届いた書類をカメラで映していただき
確認できますが、
電話なのでメールで一つずつ画像を送ってもらい
状況を確認することに。
時間と手間はかかりますが、
問題無いと伝えてヒアリングを行いました。
念のためHSBCから届いたすべての画像を送ってもらい
さらに携帯電話に届いたSMSもチェックしてもらうと
このSMSは、レターが届く数日前に届いていました。
内容はこちらです。
新しい ATM カードが郵送されました。
ATM で PIN を使って取引を行い、すぐに有効化してください。
有効化を行う
ATMカードのPIN(暗証番号)6桁は覚えているという事で、
近くにあるというセブンイレブンに行っていただき
残高照会を行ってもらいました。
すると、、、、、、、
このメッセージが表示されたとのこと。
Incorrect PIN ⇒ 暗証番号が違います
コンビニに行く前にお伝えしていたこと。
・Incorrect PINが表示されてしまったらやめてください。
・Invalid Cardが表示されてしまったらやめてください。
恐れていたことが、現実になってしまいました。
覚えていたという暗証番号が違っていたということです。
注意事項
ご承知の方も多いとは思いますが、
このメッセージが出た場合、
あと2回同じことをやってしまうと
完全にカードがロックされてしまいます。
解除するにはHSBCに電話するほかありません。
※次回のブログで、
Masterデビットカードがロックされてしまった場合の
解除方法をご紹介したいな。と思います。
こうご期待。
そして、やってもらったこと。
片っ端から昔の資料をひっくり返していただき
HSBCに関するメモが無いか調べてもらいました。
するとラッキーなことに、
当時のメモが見つかり暗証番号が書いてあるという事で
もう一度コンビニに行っていただき
再度残高照会をしてもらい
無事有効化をすることが出来たというわけです。
もし、メモにあった暗証番号を入力しても
Incorrect PINが表示されてしまったら、
もう一度試すという行為はリスクが高すぎるので、
早急に次の作業に移る必要がありました。
それは何かといえば、
お分かりかと思いますが、
ATMカードPINの再発行です。
ただし、ここで重要なことが一つ!
ATMカードの有効化を行う事が出来るのは
期限が設定されているという事。
その期限は、
HSBCがカードを発送してから90日間。
よく間違える人がいますが、
自宅に届いてから90日ではありません。
あくまでもHSBCが発送してから90日です。
発送したのがいつなのか?
というと、上にて紹介しましたが
SMSが届いた日だと思って良いかと思います。
そして、発送されてから弊社に問い合わせいただくまでに
20日かかっており、
実際にサポートを行ったのはさらにそこから3日後だったので
すでに23日が経過しているという事で
残り時間は約60日となります。
弊社のサポートは基本前払いとさせていただいているため、
別途作業が発生する場合には、
事前にサポートの内容を費用をご説明させていただき
納得いただいたうえで費用をご案内することになるので、
更に日数がかかることもあるうえに
・書類を作成し案内
・書類にサインをしていただきHSBCへ郵送
・HSBCで書類を確認しPINを発送
・PINが到着
・コンビニで残高照会
といった流れを考えると、
ギリギリになってしまう可能性がありました。
では?有効化の期限が過ぎてしまったら
どうなってしまうのでしょうか?
有効化の延長方法は?
HSBCへ電話をして、
有効化する期限を延長してほしいと交渉する必要があります。
延長することがOKになると、
翌日から3日間だけ有効化することができるというわけです。
3日過ぎてしまうと、
また電話をしなくてはいけなくなりますが、
口座状況によっては延長を断られる可能性もあるようです。
その場合は、香港まで行って対応することになります。
という具合に、
HSBCからATMカードが届きましたら、
すぐに有効化をする必要があるというお話です。
あと注意しなくてはいけない重要なポイントとして、
HSBCに登録されている住所が間違えていると
そもそもATMカードが届きませんし、
前回の記事でも紹介したようにstatementの表示が
変わってしまうので注意が必要です。
嬉しい?ことに、 相変わらずHSBC香港や、 オフショア投資に関するご相談を 毎日のように連絡いただいています。 そこで今回は、 HSBCの口座が凍結されてしまったかもしれないので、 もし凍結されてしまっているようであれば 凍結の解除をサポートして欲しいという方から ご相談いただ...
HSBCの事でお困りになっているのであれば、
一日も早くご相談ください。
ご相談については費用が発生いたしませんので
御気軽に。