ここ数日は落ち着いてはいるものの
各地で気温が上昇し40℃を超える酷暑日が続いており
熱中症などの被害が続出しているようですが、
米国の株式市場も異常とも思える上昇が続いています。
なかでもNASDAQ100に至っては、
心理的節目である2万ポイントも大した抵抗も無く超え
史上最高値を更新しまくっています。
同様にS&P500も上昇を続け5500を超えています。
ただ、NYダウは二つの指数と比べると
売り込まれているというわけではありませんが、
弱さが見て取れる状況です。
では、実際に米国の景気が好調なのか?
という事です。
物価は間違いなく上昇していて賃金も上がっていますが、
最近米国へ行った方の話を聞くと
これまで以上に貧富の差が広がっているようで、
地域によってはシャッターの降りた店舗が目立ち
荒廃したところが広がったように感じられたとの事でした。
早速タイトルにあるいつまでこの好調な相場が続くのか?
という事ですが
注目度の高い米国金利については
依然として9月に引き下げられるという見方が大勢を占めるも
年内は見送るだろうという意見が相変わらず根強い状況です。
そうしたことから、
マーケットに一番影響を与えるのは
11月に行われる大統領選挙になってくると思われ、
選挙までは多少の混乱はありつつも
堅調な動きが継続するのではないかというのが、
マーケット参加者のみかたのようです。
「山高ければ、谷深し」
という相場の格言にもあるとおり、
11月以降のマーケットは今まで以上に細心の注意が必要になると
感じています。
せっかくなので、為替についても触れておきます。
現在も変わらずに下落を続けている日本円。
162円を目前に一旦調整をするも、
160円を割り込むことなく再び上昇してきました。
では、そこまで米ドルが強いのでしょうか?というと、
9月にも利下げが行われるという見方があることで
ご覧の通り、
ドルインデックスは下落傾向にあります。
同じスケールのドル円チャートで比べてみましょう。
それと、最近意識していなかったのでちょっと驚いたのが
ポンド円。
いつのまにか、200円台に乗せていました。
週足チャートで見るとここまで切り返していました。
きれいなダブルボトムを形成しているので、
さらに上を目指していきそうです。
わたしはイギリスには一度も行ったことがありませんし
今のところ行く予定もありませんが、
外貨を持っていないとイギリスへ行くのは結構厳しいですね。