市場構造シリーズ 第1回

1987年、ブラックマンデー

入社初年度に経験した、市場の制御不能。

1987年に証券会社へ入社した当初、私はディーラーではなく場立ちだった。
立会場に人が立ち、声で注文が飛び交う時代である。

その年、ブラックマンデーが起きた。
ニューヨーク市場の歴史的暴落を受け、日本市場も連続して売り込まれた。

フロアの空気は異様だった。
値段がつかない恐怖。
売りが売りを呼ぶ構造。

ここで理解したのは、
相場は感情よりも先に「構造」で壊れるということだった。