国際金融都市構想
今年9月に安倍首相の退陣で、めでたく99代目総理大臣に就任した菅義偉首相ですが、
「国際金融都市構想」実現に向けて動き出したようです。
国際金融都市構想とは
日本に世界の金融ハブを作るという構想で、
香港が混乱していた年初あたりにもにぎわっていた話題ですが、
菅首相は東京・大阪・福岡の3つで競わせるとしており、
海外から積極的に高い専門知識を持つ人材を招致すると言っています。
それ自体は非常にいいことだと思いますし、実現してもらえればうれしいのですが、
実際問題として日本の現状を見てみると、「?」が付いてしまいます。
なぜなら、時代に逆行し金融鎖国しようとしているとしか思えないからです。
時代に逆行し金融鎖国?
例えば、国内の銀行から海外に送金しようとすると、
よほど故意にしているメインバンクでない限り、
高い確率で断られるようで送金できる銀行を探すのが困難です。
また、一部の銀行ではマイナンバーの登録を済ませておかないと、
海外からの送金を受け取れないということも起きています。
勿論、マネーロンダリング防止の観点から、様々なレギュレーションが必要なのはわかりますが、
自分の口座にあるお金を使って海外の買い物をするために
送金することが出来ないといったことが起きているのが現状の日本です。
そのような国が、本当に世界の金融のハブなどに成れるのか?と心配です。。。
また、日本ではあまり話題に上らなくなってきていますが、
海外では暗号通貨(デジタル仮想通貨)の開発研究が盛んにおこなわれ、
特に中国は抜きんでており各国(特に欧州)とも躍起になっている状態にもかかわらず、
日本は?どうなのという感じです。
がんばれニッポン!
今はまだ渡航ができませんが、
海外(香港)の銀行口座を検討されている方は、ご相談ください。
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