HSBC香港 口座閉鎖をする前にご一読ください

以前のブログでもご紹介しましたが、
また最近HSBCの口座を閉鎖したいという
お問い合わせをいただくようになりました。

 

以前のブログはこちら

 

口座の閉鎖理由

閉鎖を希望する理由は大まかに分けると3つです。

・保有しておく必要がなくなった

・管理ができない

・国家安全維持法の影響

これは以前と変わらないようです。

 

保有しておく必要がなくなったという方の場合、
以前は終活の為というのが最も多かったのですが、
最近増えて来たのは、

「海外投資をすべてやめてしまったから」

という理由が目立ちます。

 

海外投資をやめた理由

 

海外投資をするうえで、
メリットでありデメリットでもある為替変動。

急激な円安になったために、
すべて解約してしまったのでもう海外の銀行口座も
必要なくなったという事なのです。

 

特に最近の動きは目を見張るものがありますが、
たった1年3か月ほどで27円も円安が進んだわけですから、
現在も積立をしている方の場合は支払金額が26%もあがり、
確かに支払いが厳しくなっているのは間違いないでしょう。

逆に既に支払いを終えていて海外資産が26%もアップしたので、
ここいらで全部日本円に戻してしまおうか?

という方もいるわけです。

 

 

たしかに、この間の円安スピードは凄まじいものがあり、
20年ぶりの円安水準と聞けば、

 

<ネガティブ>

そんな水準まで円安が進んでしまったのか、、、

これ以上支払いが増えるのは耐えられないので

今のうちにやめてしまおう。

<ポジティブ>

今がチャンス!また円高になる前に利益確定!

 

と考えるのもわかります。

ただ、現在の水準が将来的にどのレベルであるのかは
誰にもわからず、
日本の現状を考えたときに更なる円安が進む可能性は、
個人的見解ですが高いと思われます。

ネガティブでここでやめてしまおうとする場合でも、
解約するのではなく、
支払だけを止めることが出来る商品もあるなずなので、
一度ご自身が契約されている
商品概要を確認することをお勧めします。

早期解約ともなれば、相応の手数料がかかるわけで、
可能であれば満期まで放置して解約手数料なしで戻す。

それまで運用もされているわけですし、
為替も現行レートよりも円安になっている可能性が高い。
※為替は個人的見解です。

 

そして、満期の受取はHSBCに戻しておけば、
いつでも好きなタイミングで日本円に変えることが出来ます。

あと何といってもマルチカレンシーなのも重要な点!
口座内の資金を11の通貨に分けることが出来るので、

HKD(香港ドル)
USD(アメリカドル)
JPY(日本円)
GBP(イギリスポンド)
EUR(ユーロ)
CAD(カナダドル)
AUD(オーストラリアドル)
NZD(ニュージーランドドル)
SGD(シンガポールドル)
CHF(スイスフラン)
RMB(人民元)
THB(タイバーツ)

この口座1つでリスク分散が出来てしまう。

最近、ウクライナ問題があってから、
カナダ、オーストラリア、ニュージーランドといった
資源国が見直されてきています。

 

理由はロシアのルーブルが急落したのは記憶に新しいかと思いますが、
結局のところルーブルは元の水準まですぐに戻してしまい、
これもロシアが資源大国であるというのが一つの要因です。

ドルルーブルチャート

 

また、
マルチカレンシーの他にGOLDを購入することが出来る
というのもメリットの一つだと考えます。

現物を購入できるわけではありませんが、
HSBCが担保しているペーパーゴールドになるので、
大量に購入したからと言って保管場所に困る心配もなし!

有事の金とも言われるように、
ここぞという時のリスクヘッジになるわけです。
購入はインターネットバンキングにログイン出来て、
デバイスがあれば誰でも簡単にできます。

購入方法はまた別の機会にご紹介しましょう。

 

何はともあれ、
閉鎖する手続きはいつでもできますが、
再度開設するとなると現在はほぼ無理と言っても良いでしょう。

しかも、
以前は口座を維持するために最低預入しなければならない
金額が設定されていましたが、
2019年8月以降はプレミアとジェイドの口座以外は廃止され、
今のONE口座であれば、
とりあえずお金が入っていれば口座維持手数料は必要なくなったので、
多少のメンテナンスは必要ではありますが、
わざわざ閉鎖する必要もありません。

 

それでも、どうしても解約したいという場合には、
最速ストレスフリーでお手伝いさせていただきますので、
ご相談ください!

 

ご相談はこちらから

最後のおまけ

 

今朝方ドル円は129円半ばまで上昇し、
米ドルに対して下落するのは仕方ないとしても、
その他通貨に対しても下落している状況が続いています。

それを一目で見れるのが、
円インデックスチャートなわけですが、
これが一向に止まる気配がありません。

 

円インデックスチャート

 

これだけでもお分かりいただけるかと思いますが、
更にこれもご覧ください。

 

上記チャートはOANDA JAPANのサイトより引用させていただきました。

直近三か月間の推移で、
「主要8通貨の4時間ごとの価格データをもとに、
対数変化率を集計し、通貨別の相対的な強弱を算出」
とあります。

これを見ても圧倒的に日本円が弱いのが分かりますね、
そして、上位に来ているのが、
本文でも紹介したように

オージードル
米ドル
ニュージーランドドル
カナダドル

となっています。

このトレンドは当面続きそうです。

 

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