先週の金曜日に雇用統計が発表され、
相変わらず好調さをアピールした米国。
余程の事が無い限りは今月14~15日そして、
来月26~27日に開催されるFOMCでも
0.5%の利上げは実施されるのは間違いなさそうです。
これだけが要因というわけではありませんが、
ドル円は先月付けた高値を抜き去り
今このブログをアップしている最中も上昇を続け
133円に迫る勢いです。
ドル円日足チャート
次に目指すのは、
ドル円週足チャート
2002年1月27日に付けた135円台。
あとわずか2円ほどですから、
来週開催されるFOMCを前に届いてしまいそうな勢いですね。
金利上昇を受けて、調整している株式市場はというと、
いち早く回復の兆しが見えるのが驚くことに日経平均です。
日経平均日足チャート
まぁ、「驚くことに」は言いすぎですが、
右肩下がりのチャネルをうわっぱなれ
今年の高値から安値を100とした時の50%戻しを2回も達成。
これで、3月29日の高値を抜けてくれば、
下落から上昇へとトレンドが変わる可能性が高くなりますね。
米国の指数はというと、
相変わらず弱いのがナスダック。
ナスダック100日足チャート
下落幅の25%戻しは達成したものの、
その上に引いてある赤いラインの抵抗線を超えられずに
25%を再び割り込んでの推移になっています。
お馴染みのS&P500はというと、
S&P500日足チャート
辛うじて25%を上回って推移しているものの
ギリギリのラインで踏みとどまっている感じです。
4000ポイントに近いところでもあるので、
意識されているのは間違いないでしょう。
米国3大指数の中で一番しっかりしているのが、
NYダウ日足チャート
下落の50%戻しは達成してはいませんが、
その下に引いてある赤いラインは抜けていました。
ただ、米国指数に総じて言えるのは、
下落トレンドからは抜けていないという事。
まだこの先も金利を上げていくと言っているわけですから、
当たり前と言えば当たり前ですが、
チャートを見ていてもそれが分かりますね。
短期売買を繰り返すような方であれば、
今はまだ安心して拾っていける状況ではないので
細かく細かく回転を利かせて売り抜けることが重要ですが、
長期積立をされている方の場合には、
ここは腰を据えてどっしり構えることが大切です。
円安が進み、
円ベースでの資産は増えたので今のうちに一部だけでも解約したい!
という方も最近増えてきましたが、
為替を理由に解約を検討するのであれば
この円安の流れは当面続くことが予想され、
今の日本が今後大きく円高へ振れるのは難しい状況にあります。
特に、今はまだ解約のタイミングではないと、
個人的には考えています。
少なくとも2024年の新紙幣発行までは、
円以外の資産は極力そのままにするのが得策であると考えます。
キーワードは、
「一万円札」「孫」
何が起きても不思議ではない時代。
万が一を想定しておくことが大切です。
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