今年に入って長いこと調整している
米国株式市場。
政策金利の上昇途中ということから、
まだまだ反転は厳しいとの声も多い同市場ですが、
かなり良いところまで下げてきているので、
一先ずファンダメンタルズは抜きにして
チャート分析だけで見てみたいと思います。
(無視してどうするっていう話もありますがw)
NYダウチャート
この動きが一番わかりやすいので、
はじめにご紹介します。
先週16日に終値ベースで30,000ドルを下回り、
翌日も安値を切り下げたもののそこから自律反発を見せています。
見ていただければお分かりのように、
その安値が新型コロナショックで下落をする前の
高値水準まで来ていました。
調整の切り返しとしては、
これ以上無い!ってくらいの重要なポイントです。
ナスダック100チャート
ナスダック100は、
まだコロナショック前の高値までは落ちていないものの、
16日に重要な心理的節目である
11,000ポイント割れ目前まで下げてからの反発になっているのと、
赤い太線からの切り返しということもあって
期待値としては高い。
S&P500チャート
S&P500については、
反発する要因としては薄いですが、
新型コロナショック時の下落幅とほぼ同程度
下落してからの反発を見せています。
ダウとナスダック100については、
チャート的には反発が期待できるということが、
おわかりいただけただろうか?
ただし、重要なこととしてチェックしておく必要があるのが、
米国債10年物金利
16日の高値である3.5%付近から一服していることが分かります。
これが今回の自律反発の要因なわけで、
何処まで下がるのかというところでしょうが、
7月にも政策金利が再度上昇することを考えれば、
あまり期待は持てないという結論になります。
そして株式市場以上に、
私たちが気になるのが為替の動きなわけですが、
ドルインデックス
を見てみると、
現在三角持ち合い中にもかかわらず、
ドル円
は、円安が続いている状態です。
先日、ミスター円が150円くらいまでは等と
おっしゃっていらしたので、
150円まで行ってしまうのも実際に早いかもしれませんね。
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