また大げさなタイトルをつけやがってと
思われるかもしれませんが、
投資家であればご存じであろうジムロジャース氏も
「日本円は、世界中の投資家たちから今後も見捨てられ続ける」
という内容を著書にしたためています。
気になる方はこちら
そして直近では黒田日銀総裁が4月8日で任期満了のため辞任するわけですが、
次期総裁は現副総裁の雨宮氏が就任すると思われていたものの
なんと最高の名誉である総裁の職を受けることなくお断りされてしまいました。
様々な理由はあるかと思いますが、
一番の要因は沈みゆく泥船の舵は取りたくないのでは?
という疑念がマーケットではまことしやかにささやかれています。
世界ではインフレが進み金利上昇が続く中、
日本のみ金利を上げることができず、
ただ闇雲に財政ファイナンスともとれる国債の買取りを行い続けているためです。
とはいえ、私たち個人ができることといえば
そうしたリスクに備えて行動を起こすのみなわけです。
「茹でカエル」だけにはならないようお気を付けください。
何をするかは個々人あると思いますが、
一つの通貨のみに頼ることなく分散しておきましょうということです。
さてそれでは、現在のマーケットはどうなっているのでしょうか。
昨日米国の消費者物価指数が発表になり、
前年比の伸び率が前回の6.5%から6.4%に鈍化したものの
市場予想の6.2%を大きく上回ったことで、
継続した利上げが必要であることが再認識され
米国10年債利回りが上昇するなどマーケットに影響があらわれました。
ドルイデックスはご覧の通り103にあるラインが抵抗となり
大きな動きにはなっていません。
にもかかわらず、
ドル円は小幅ながら上昇を続けており
133円台をつけてきました。
これをみても再度円が売られている傾向にあることがわかります。
150円台まで上昇していたドル高円安の調整が済んだように見えます。
それでは株式市場も見てみましょう。
一足先に下落トレンドを抜け出ていたNYダウに続いて
NASDAQ100とS&P500もひとまず下落トレンド脱却といったところですね。
そしてトレンドが出ずに相変わらずの動きなのが、
売られるわけでもなく買われるわけでもなくレンジ相場が続き
冒頭にあった世界中の投資家から今後も・・・というのが
頭をよぎります。
そしていつものように最後はこれ
こちらもドル円同様に下落に転じてますが、
きれいな波動を描いていて1832のラインまで落ちたところは
注目しておきたいと思います。
そういえば気になるニュースがあって、
岸田総理はリタイアを防ぎ再雇用を促進するため退職金税という
反発必須とも思われる増税をしようとしているようですが、
今後は物価上昇だけではなく増税も激しさを増していきそうですから
労働収入のみに頼っていられる人はどんどん少なくなっていきそうですね。
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