HSBC香港 口座が凍結した!凍結解除の注意事項。

私たちは日常業務として、
海外投資をされている方をサポートしています。

その関係から、
海外投資のマストアイテムと言っても過言ではない
HSBCの口座を快適に使っていただくために、
日夜情報を収集してブログを書き、
時にはオンラインセミナーを開催して
最新情報と注意点を発信しているわけです。

しかしそれでも力及ばず、
「口座が凍結されてしまった!」
という方からのご相談が後を絶たないのが実際のところです。

口座が凍結されてしまった場合、
以前は渡航をして銀行の窓口まで出向いて
凍結を解除してもらわないといけませんでしたが、
現状では程度にもよりますが、
渡航をしなくても凍結を解除することができるようになりました。

ただし!
凍結を解除するためには、
直接HSBCの専用ダイヤルに電話をかけて交渉する必要はあります。
※スタンダードチャータード銀行の凍結解除は、渡航が必要なようです。

そして最近、この口座の凍結を解除するための
ルールが変更になったことが判明したので、
そのあたりを詳しくご紹介しようと思います。

いままでは?

いままでは、専用ダイヤルに電話をかけて
相手方にPhone banking PINを伝えるか、
自分の個人情報及び口座状況を詳しく説明した後に
HSBCに登録されている携帯電話へSMSを送ってもらい、
携帯に届いたセキュリティコードを電話口で伝えることで
本人認証が完了して、
そのあとでようやく交渉がスタート!
という流れになっていました。

しかし、最近SMSを利用した詐欺被害が急増したこともあり
本人認証方法が変更になってしまったというわけです。

しかもこれは、口座の凍結解除の時だけではなく、
その他、HSBCへ電話をかけて何らかの依頼をする場合にも
その方法が取られるようになったという事なので、
口座をお持ちの全ての方にも関係する内容となります。

どう変わったの?

さて、それではどのように変わったのか?という事ですが、
まず先に、一番重要なことをお伝えします。

スマホアプリを設定していないと
本人確認をすることが出来無くなりました。

以前から弊社のブログをご覧いただいている皆さんなら、
「さすがにもうアプリを設定していない人なんて居ないでしょ?」
と感じていただけると思いますが、
「やばい、困った困ったどうしよう!!!」
ということで、
インターネット検索で弊社のホームページに
やっとの思いでたどり着き、
サポートをご依頼いただく多くの方は、
いまだにアプリの登録をしていないのです。

話を戻しますが、
HSBC HK Mobile Banking App
の設定が必須になりました。

 

 

 

せっかくなので、
ここでHSBCのアプリの注意事項!をご紹介します。

HSBCのアプリを設定するためには、
最低2日必要です。
「私は既に設定しているから大丈夫~」

と安心しているあなた!
二日必要だという事は知っていましたか?
「え?そうなの?」
という場合には、しっかりとご覧ください。

 

まず一日目に、アプリをインストールして
アプリの画面案内に沿って
自分の情報を入力していくわけですが、
全ての作業が終了して自分の口座を見れるようになっても
それで終了!
というわけではありません。

さらに、アプリの有効化が必要です。

始めにアプリのセットアップが完了した時間から、
24時間以上空けた状態でないと有効化することができず、
その最後の有効化をやってはじめて
正真正銘アプリが使用可能になるというわけです。
最後のアプリの有効化が終わっていなければ、
設定しているとは言えないという事になります。

最終の有効化が終わっているか終わってないかは、
インターネットバンキングにログインして
送金限度額の変更や海外引き出し設定の変更など
何でも良いので情報を変更してみるとわかります。

インターネットバンキングで変更する際には、
スマホアプリの画面下段中央にある
Generate security codeで、
Transaction verificationからCodeを作成して
6桁のコードを入力して変更するわけですが、
最終有効化が完了していないと
Codeの作成は出来ますが、
作成したsecurity codeを入力しても
エラー表示が出てしまい変更することができません。

ではアプリの設定が全て完了していればいいのか?
というと、それだけでもダメなようです。

アプリ内での設定が必要になっています。
アプリからアカウントにログインして、
プロフィールの中にある
Communication preferences
から設定をしていきます。

※アプリの有効化や今回のアプリ内での設定について
ご自身でやるのはちょっと心配だな?という場合には、
Zoomをつなげてサポートいたしますので、
お気軽にご相談ください。

 

前置きが随分と長くなってしまいましたが、
本人認証の方法は、
・HSBCに電話をする
・個人情報を伝える

・アプリでログインしたことを伝える
・画面にApprove(認証)ボタンが表示される
・ボタンをクリックする

という手順で本人確認が終了するということです。

 

口座が凍結されてしまうなんて面倒だなぁ、
と思う方もいるかもしれませんが、
凍結されてしまうのには理由があります。
2年間口座の資金に動きが無いため、生存確認が取れないから
確かに、日本の口座の場合には10年間口座資金に
動きが無いと凍結されるので、
「2年は早いよ。」
と思うかもしれませんが、
そうは言っても2年間の間にたった一度で良いので
下記の行動をするだけで、
口座は凍結されることはありません。

ここがポイント!・ATMカードまたはMasterデビットカードで、引出をする
・ATMカードに付帯しているUnionPay(銀聯)で、買物をする
・Masterデビットカードを使用して、買物をする

さらに、しつこいようですが、
口座が凍結されてしまう前には、
必ずHSBCから連絡が来ます!

何の連絡も無しに凍結されてしまうわけではなく、
以前にもご紹介していますが、
もう一度貼っておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

※HSBCの番号は、+85252070150
携帯のアドレスに登録しておくとよいかもしれませんよ。

このSMSの内容はこちらです!

重要お客様の口座およびクレジットカードはすべて、
22ヶ月以上使用されていません。
引き続き正常にご利用いただくために、
弊社からお客様にお送りした通知に記載されている
期日までにお取引を完了してください。
不正行為や金融犯罪からお客様を保護するため、
24ヶ月間ご利用がない場合は、
一時的に口座のご利用を制限し、
クレジットカードがある場合はご利用を停止させていただきます。
詳細については、お客様に発行された通知をご参照ください。

このように丁寧に、凍結する2か月前に
事前に注意喚起してくれているわけです。

このSMSが届いた後さらに、
自宅へいつまでに口座を利用しないと制限をかけますよ~
というレターが届くわけですが、
レターが届くまでには少し時間がかかってしまうので
SMSを見逃さないことが重要です。

もちろん、HSBCに登録している携帯電話番号が間違えていたら
SMSが届かないという事になってしまうので、
もし最近全くHSBCからのSMSを見ていないな?
という場合には、
パソコンからインターネットバンキングにログインして、
その際にいつも使っているブラウザ(GoogleCrome等)では無く、
(Microsoft EdgeやFirefox等)
別のブラウザからログインするようしてください。

そうすることによって、
ログインする際に下のような認証作業が必要になり、
登録する携帯番号へSMSを送ってもらえるため
確認することができます。

※弊社HSBCセミナー資料より

 

 

 

 

 

 

 

もし、この作業を行ってもSMSが届かないという事であれば、
何らかの事情で携帯番号が違って登録されている可能性があるので
書類で電話番号登録をすることをお勧めします。

 

今回は、凍結解除の注意点!というお題でしたが、
2年に一回、ちょっとした作業を行うだけで
凍結されることはありませんので、
そこだけを注意してもらえれば
今後も安心して投資人生を過ごしていくうえで
重要なアイテムの一つである
HSBCの口座がずっと使う事が出来ますので
忘れずにお願いいたします。

HSBCに関するお困り事、新規口座開設などございましたら
お気軽にご連絡ください。

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