HSBC香港 Enhanced customer protection on inward payments

先週の土曜日、
HSBCに登録しているメールアドレスへ
タイトルにある件名のメールが届いているのではないでしょうか?

今回はこちらのレターが目的ではないので
先に内容をお伝えしておきましょう。

ここがポイント!Dear Customer

Thank you for banking with HSBC.

HSBC is committed to protecting customers from potential fraud and reducing the chances of incorrect fund transfer. To further enhance customer protection, tighter controls has been taken to ensure the payee’s name provided in inward payments match our records.

What you need to know

When you use account number to receive money, please be reminded to provide the payer with your full name as registered with us, which can be found on your bank statement or passbook.

When you make real-time fund transfer to a third party account, please ask the payee for their full name as registered with the payee bank and check your payment details carefully before confirming the payment, as it cannot be cancelled.

重要件名:受取送金におけるお客様保護の強化について

お客様各位

平素よりHSBCをご利用いただき、誠にありがとうございます。

HSBCでは、不正送金の防止や誤送金のリスク軽減に取り組んでおり、お客様の資金をより安全にお預かりするため、送金先情報の確認を一層厳格に行うことといたしました。具体的には、受取送金(インワードペイメント)時に、受取人名が当行の記録と一致しているかをより厳密に確認いたします。

ご注意いただきたい点

  • 送金を受け取る場合:
     振込人に対して、**HSBCに登録されている正式な氏名(フルネーム)**を伝えるようにしてください。登録氏名は、通帳や取引明細書(ステートメント)で確認できます。

  • リアルタイム送金を行う場合(第三者への送金):
     送金先(受取人)に、**その銀行に登録されている正式な氏名(フルネーム)**を必ず確認してください。また、送金内容をよく確認してから手続きを完了してください。一度完了した送金は、キャンセルできません。

とまぁ、不正送金やご送金を防止しようとしていますので、
皆さんもご注意くださいね!
という案内になります。

送金や受取の際には、十分にご注意ください。

そして、HSBCへの送金と言えば、
私たちは日ごろ
フレンズプロビデント(FPI)やRL360といった証券を保有されている方の
サポートを行っているわけですが、
最近また特にIFAとの連絡が取れなくなって継続するのも面倒なので
解約したいからサポートをしてもらいたいというお問い合わせが増えてきています。

そのようなご相談があった時には、
まずIFAに不満がある場合には、
移管という手続きもあるということでお話をするのですが、
随分前に積立を止めてしまっていて再開するつもりもないしということで
やはり解約しますという流れになることもしばしば。

そして、海外の積み立てをされている方の多くは、
HSBCの口座を保有されているために
証券は解約をするけど、
なんだかんだ日本円の将来性は悲観しているため
ドル資産はそのままにしたいという意向が強く
通貨分散という意味で
邦銀ではなくHSBCで受け取ることが多いというのも実情です。

その場合に必要となってくるのが、
HSBCのeStatementになります。

ステートメントを用意するのは、
パソコンのインターネットバンキングからも
スマホアプリからもダウンロードすることができるので
皆さん問題なく取得されるのですが、
このeStatementに関する新たな情報を入手したので
シェアしておきたいと思います。

 

当たり前ですが、
解約返戻金をHSBCで受け取りたいと思うのであれば
HSBCの口座を持っていないといけませんよね?

ただ、いずれは口座開設しようと思っていたけど
香港の政治問題であったり新型コロナ等で
口座開設が延び延びになっていて
いざ証券を解約する!が意外銀行で受け取りたい!
という時になって
あわてて口座開設をしに行かれるという方も
少なからずいらっしゃいます。

そこで問題になるのが、
ステートメントです。

ステートメントは基本、
前の月の取引履歴が記載されるものなので
口座を開設した時には発行されないため
HSBCで資金を受け取る際の証明が用意できなかったのですが、
実は口座開設当日にもステートメントがダウンロードできる!
ということが判明しました。

方法は二つ。

1.HSBCへ電話をかけてすぐに発行してほしいと依頼する。

2.現地のATM機にてstatementのリクエストを行う。

こうすることで、
すぐにステートメントがダウンロードできるようになるのだそうです。
ATMでそんなこともできるのですね。
口座を開設した際には、お試しになってもいいかもしれませんよ?

 

それにしても、このブログでも紹介しているように
あちらこちらでセキュリティーが強化されているわけですが、
今盛んに開発が進んでいる量子コンピューターが実際に稼働しだすと
どんなにセキュリティーを強化しようが無駄に終わってしまうという懸念があるようで
その対策も並行して行われているにもかかわらず、
開発以上に対策は困難を極めると思われ
5年後には今の仕組みがガラッと変わるともいわれています。
そうなってくると私たちにできることは、
常に情報に敏感になりつつ情報の取捨選択を行えるよう
自らが進んで学習して自己防衛するというのも重要になるのかもしれません。

そうした学習のお役に立ててもらえるよう
今後も定期的に情報発信をしていく予定ですので
今後ともよろしくお願いします!

お困りごとご相談はお気軽に。

 

 

関連記事