マーケット情報 米国によるイラン攻撃の影響は

6月21日(日本時間22日午前)トランプ大統領がSNSで、
イランの核施設を空爆したと発表し、
多くのメディアで取り上げられることとなりました。

ただ、金曜日でマーケットが閉まっていた時間だったという事もあり
月曜日の動向に注目が集まっていたわけですが、
23日イランはカタールの米軍基地に対してミサイル攻撃を行いました。
しかし、イランは米国に対し事前通告を行っていたことで人的被害はなく
さらにイランがカタール政府の仲介で行われた協議で
米国の提案した停戦に合意という報道が入ってきました。

こうした一連の動きを受けてのマーケットの動きを見ていきましょう。

まずは米国株式市場から

NYダウ

ナスダック100

S&P500

3指数とも先週までは警戒感が強まっていた関係で
小幅な調整が行われていましたが、
現在は時間外ではありますがすべての指数が上昇を見せています。

一方で、日本はというと

日経平均
日経平均も上昇はしてきているものの
高値にはまだ遠く、
黄緑で色付けした居心地良いゾーンにいる状況です。

そして、中東情勢激化という事で注目されていた原油はというと

停戦合意という報道を受けて
この間の上昇分を打ち消す下落に見舞われています。

また安全資産としての人気が依然として高いゴールドは?

GOLD

高値近辺で、もみ合いとなっています。

ちょっと気になるところでいうと、

SILVER

今月に入り急上昇を見せており
高値を抜けてきています。
何があったのでしょうか?

 

そして、最後に為替市場。

ドルインデックス
ドルインデックスは確実に下落しており、
トランプ大統領の思惑通りというところでしょうか?

とはいえ、これだけドル安が進んでいるにもかかわらず

ドル円
円高とは言いにくい状況にあり
一応、紫色の下落トレンドラインは引けるものの
細い赤のトレンドラインも引けるという
三角持ち合いになっています。
どちらのラインを抜けてくるのか注目ですね。

という感じで、
今回米国が予告なくイランへの空爆を行ったことから
今週は大荒れの展開が懸念されていましたが
ひとまず回避されているように見えています。

まだ安心するのは早いとは思いますが、
最悪の事態にはならなかったという事でしょうか。

 

 

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