マーケット情報 石破首相辞任表明で株式市場が沸騰!

2025年9月7日、
石破茂首相による突然の辞任表明をきっかけに、
東京株式市場は活気づきました。

日経平均株価は取引時間中に史上初めて「4万4,000円台」を突破。
政治ショックが投資家心理を刺激した結果、株価は大幅に上昇しました。
9月8日、日経平均は一時43,838円まで上昇し、
翌9月9日、ザラ場ベースでは44,185.73円の高値を付け
8月19日の最高記録43,876.42円を抜きました。
そして本日9月10日の終値が43,837.67となり
終値ベースでの史上最高値を更新です。

現在、広く報道されている辞任の理由は、
7月参議院選の大敗を受けての責任追及に加え、党内分裂を回避する狙いもあったとのこと。

本当のところは、9月8日が臨時総裁選を求める議員の署名の意思表示の締切日であったことから
既に臨時総裁選賛成票が過半数を上回ることが確実視されたことで
前日やむなく行った辞任表明であったと思います。
このブログで政治に関する私見を述べるのはどうかと思いましたが、
あまりにも国益を損ねる動きが目立ちすぎていたことから少しだけ書かせていただきました。

とにもかくにも、株式市場が活気づくのは良い事なので、
いつものチャートを見ておきたいと思います。

日経平均

こうしてみると、
かなりキレイなチャネルラインを描いているのが分かります。

このままの状態が継続できればいいですが、
来週、再来週と市場を揺るがしかねないイベントがあります。

9月11日(木):CPI(消費者物価指数)
9月17日(水):FOMC(連邦公開市場委員会)政策金利発表

この二つが大きな波乱無く過ぎてくれるかに注目しています。
現在の見通しでは、
今回のFOMCで米国の利下げが行われる確率は
25bp ⇒ 90%
50bp ⇒ 10%

さらに、年内に追加利下げが行われる可能性の高いと言われており
FOMC後の会見内容に大きな注目が集まっています。

という事で、米国の指数も見ておきましょう。

NYダウ

 

 

ナスダック100

 

 

S&P500

相変わらず高値を維持していますが、
通常であれば大きなイベント前という事で
今日あたりから利食い売りに押される場面がみられるかもしれません。

一方で、利下げは織り込み済みという事なのか

ドルインデックス

下落傾向にはあるものの、
7月の安値を更新するまでには至らず

ドル円

ドル円もこの一か月間は、
146円から148円台に引いている狭いレンジ内での動きが続いています。

個人の為替トレーダーにとっては、
面白みに欠けますが
ロスカットのない楽な相場が続いているといったところでしょうか。

 

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