初の女性首相就任
先ほど行われていた衆参両院の首相指名選挙で、
過半数の237票を獲得し第104代首相として高市早苗氏が選出されました。
日本史上初の女性首相就任を受けて日本のマーケットに動きがありましたので
お伝えしたいと思います。
先週末、米トランプ大統領が中国に対し100%の追加関税をかけると発言したことで
連休明けの火曜日に1241.48円安と大きく下落した日経平均でしたが、
その後は堅調な動きが続き、
日経平均は本日11時22分に史上最高値となる49,945.95円を記録!
最高値を更新し大きな節目となる50,000円台乗せがすぐそこまで迫りましたが、
あとすこしというタイミングで投票結果が伝わり、
わずか50.05円届かず反落してしまい終値では49,301.30円と
前日比+115.80(+0.24%)で大引けを迎えることとなりました。
その後、時間外でも下落が続いています。
日経平均
そして為替市場はというと、
ドル円(一時間足チャート)
と発表後に円安に振れ151円台後半まで上昇したものの
今は落ち着きを取り戻したようで抵抗ラインまで戻ってきています。
この後の注目ポイントとしては、
🔹 政策面での焦点:物価高対策と補正予算
高市氏は「物価高への対応を最優先課題」と明言しており、
就任直後から今年度補正予算の編成に着手するとしています。
エネルギー価格や食料品価格の高止まりが続く中、
家計支援や中小企業対策などの実効性ある経済対策が焦点になります。
財源の一部は税収増を背景に賄われる可能性がありますが、財政健全化との両立が課題です。
🔹 組閣の方向性:経験重視と派閥バランス
複数メディアによると、高市新政権では以下の人事構想が取り沙汰されています。
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財務相:片山さつき元地方創生担当相
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外相:茂木敏充元幹事長
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経済産業相:赤沢亮正経済再生相
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経済安保相:小野田紀美参院議員
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官房長官:木原稔前防衛相
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防衛相:小泉進次郎農相
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総務相:林芳正官房長官
派閥横断的な布陣で、「安定と実務」を重視した顔ぶれといえます。
🔹 マーケットへの影響
短期的には「新政権発足による政策期待」で株式市場が反応する可能性がありますが、
投資家が注視するのは補正予算の規模と財政方針です。
財政出動が拡大すれば内需関連株にプラスとなる一方、
国債増発観測で金利上昇圧力が強まる可能性もあります。
また、円相場は当面「財政拡張 vs 政策安定」の綱引きとなりそうです。
そして、せっかくなので、
他のチャートも紹介しておきます。
GOLD
BITCOIN
S&P500
ナスダック100
NYダウ
当たり前というか、残念というべきか
反応はありません。