マーケット情報 日米協調介入観測で円急伸!一時153円台

ドル安が続いているにもかかわらず、
一向に上昇の気配を見せることのなかった円相場。

先週末に急激な動きがあり、驚いた方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?

この動きは、ニューヨーク連銀が米財務省の財務代理人として「レートチェック」を行ったという報道によるものでした。

レートチェックとは?

👉 当局(本件ではニューヨーク連銀)が 大手銀行などに「このレートで取引できますか?」と為替レートの見積もりを聞く行為 のことです。
👉 実際の売買ではなく、 市場の状況を確かめるための確認行為 です。

💡 なんで「レートチェック」で相場が動いたの?

この 「レートチェック」は本番の介入(為替市場で円を大量に買う動き)前の準備として使われることが多いのです。
つまり、市場参加者から見ると、

👉 「当局が市場に介入する前触れかも…?」
👉 「だから円を買っておこう(円高になる)」

という心理が強まり、 円買いの動きが加速した可能性があるとみられます。


通常は、行き過ぎた円高/円安に対して日銀がまず口先介入を行い、
それでも反応が薄いと判断されたときに実弾を投じて介入するというのが一般的であり
米国が口を出すことは基本あまりありません。
今回は日銀が単独で行う介入ではなく、米国も「いっちょやったるか!」という協調介入観測という点が違ってきます。

最後に米国による円に対する介入があったとされるのは、東日本大震災の後2011年3月に行われた円売り介入です。

(この時ドル円レートは円高が止まらず、巷では50円は確実だ!とまことしやかに言われていた時期であり、
両替所に行列をなす姿がテレビニュースでも頻繁に流れていたことを思い出します。)

76円半ばまで円高が進んだところで介入により円が売られ、4月上旬には85円半ばと9円程円安に転じることとなりました。

しかし、介入の効果自体はいつものとおり長くは続かず、
同年10月にはさらに円高が進み75円台半ばという円が最も高い水準になったというわけです。

これがその当時のドル円チャート(週足)

あまり参考にはなりませんが歴史は繰り返すという事で、
この介入で76円から85円まで9円動いたと考えると11.84%動いたという事になります。
そう考えると、今回は159円から動いたという事は140円くらいまで円高になってもおかしくないという事ですね。

ではここで実際のチャートを見ていきましょう。

ドル円(日足)


現在は、青い抵抗ラインに到達して止まっている状況ですが、ここを抜けてさらに下までくると確かに140円付近にも
過去に三度も跳ね返られることになった大きく重要なカベがあることが分かります。

更にチャートの面白いところは、前回2025年の1月にも158円後半から赤いラインまで下落をしていることが分かるように、
140円はとても重要なポイントであることがうかがえます。
注意:「140円まで行きますよ!」と言っているわけでは決してありません。
何故ならすでに私は買いポジションを取っているからです。

では続いて各通貨の状況を確認しておきます。

円インデックス


(いつものスケールだと見えにくいので、少し拡大しました。)

急上昇して昨年11月の水準まで戻していますね。

つぎは、

ドルインデックス


こちらは前回のマーケット情報でお伝えした98を抜けていることもあって、あっという間に97に到達しています。
このまま赤いラインまで落ちてくるのかに注目したいところですが、直近の足を見るとこのあたりで反転がありそうな形状になっています。

「いま、フレンズプロビデント/RL360から引出し/解約の手続きをしていて、為替動向が気になるんですよ!」という場合には、
この後三日間くらいのチャート形状をチェックしてみると良いかもしれません。
とはいえ、まだ手続きの書類を提出していないというのであれば別ですが、すでに書類を提出している場合には分かったからといってどうすることもできません、、、


ではせっかくなので、いつもの株価指数のチャートも見ておきましょう。

日経平均


きれいな上昇チャネルラインに収まっている状況です。

NYダウ


かなり上値が重くはなっているようですが、日経平均同様にしっかりした動きになっています。

ナスダック100


こちらはまた随分と赤いラインが重くのしかかっており、ようやく抜けて高値を狙えるか?といった感じです。

S&P500


これまでのチャネルラインからは抜け出てしまったものの、再び返り咲いて高値を狙っている状況です。

こうしてみると、どこも堅調な動きになっているという事でしょう。

しかし!こんな順風満帆に見える株式市場であるにもかかわらず

この間一貫して上昇を続けているのが

GOLD

SILVER

この二つ。

理由は前回のブログで紹介したので、詳しくは書きませんがドルが下落したというのが大きいのでしょう。
一部アナリストによれば、ゴールドは年内に6000ドルに上昇するという見方をしているようで、
怖いなぁと感じたのは、全く投資に無関係であった人から
「金が上がるらしいから、いまから全資産を金に換えたほうが良いって言われたけどどう思う?」
と相談されたことです。
今後、上がるか下がるかという問題では無くて、
「全力一点買い」を推奨されて鵜呑みにしてしまうことが何よりも危険だという事にあります。

全ての投資/資産運用に共通することですが、
【卵は一つのかごに盛るな】
という格言にもあるように常にリスクは分散するものであるという事。

全力一点買いは投資ではなく、伸るか反るかの丁半博打だという事を改めてお伝えしておきたいと思った次第です。

 

 

 

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