日本の年金制度がヤバいということで、
自分の老後は自分で守ってねとばかりに推し進めているiDeCoやNISA。
こうした取り組みが功を奏し、
これまで投資に対して嫌悪感を抱いていた層も
徐々に投資に前向きになって来たようで、
様々なSNSで投資に関する投稿を目にする機会が増えてきました。
そんなプチ投資ブームの背景の一つにあるのが、
コロナ禍にあって、依然好調な動きが続いている米国の株式市場です。
主要な指数を見てみると、
NYダウ
ナスダック100
S&P500
どの指数もきれいに右肩上がりのチャートになっています。
ちなみに、日本のメイン指数はこんな感じです。
日経平均
ちょっと残念な動きですね。
日本らしく、まるでお辞儀をしているような形状です。
今回は日本の市場は置いといて、
米国市場ですが、
こうした動きをしていると気になるのが、
何処まで上昇を続けるのか?というところだと思います。
ただ、私が得意とするテクニカル的な視点で言えば、
今のように新値を更新し続けている場合には目安になるものがほとんど無く、
着目されるのは節目とされる価格でのポイントになってきます。
例えば、
キリのいい数字の1千、1万、10万。
そしてその半分の5百、5千、5万といった中間の数字です。
これを上記3つの指数に照らし合わせてみると、
・NYダウは現在35000を超えて推移しています。
・ナスダック100は現在15000を超えてきている。
・残るS&P500はというと、
現在4400台ともう少しで4500に届きそうです。
NYダウとナスダック100は、
どちらも5000に乗せているにもかかわらず、
調整する素振りは見せていません。
そして、S&P500だけがまだ到達していない状況ということです。
あくまでも私見ですが、
この3つすべての指数が5をクリアしたときに、
達成感が出て調整が入るのではと考えています。
「山高ければ谷深し」
という相場の格言もあるように、次の調整は山が高かった分、
谷が深くなる可能性が高いので、
ふるいにかけられないように冷静な判断をしてもらいたいですね。
もしこの後の調整で痛い目を見てしまった場合には、
一発逆転を狙うのではなくインデックスを対象とした
ドルコスト平均法をお試しください。
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