まだまだ先の見えない米国の政策金利。
今月のFOMCでは市場予想通りに利上げは見送られたわけですが、
FRBのパウエル議長は21日に開催された下院金融サービス委員会の場で
米国経済が現在の方向で推移する場合は、
一段の利上げを実施することがかなり正確な推測になるという
発言を行いました。
この発言により上昇を見せるかと思われたドルインデックスはどうなったか?
というと、
※以前引いていたチャネルラインは若干修正しました。
逆に下落することに。
しかし、ドルインデックスが下落しているという事は
本来であれば下落するはずのドル円は、
相変わらず上昇傾向(円安)にあります。
いつものラインが引いてあるチャートを見てみると
チャネルラインの上限に張り付いたままの状態が続いており
抵抗となっている142円台にあるラインにアタックしているのが見て取れます。
今まさに重要なポイントだということです。
そして、ドルインデックスには反応が見られませんでしたが、
ここ最近好調であった株式市場には警戒感からか
主要指数は連日の下落となっています。
S&P500はチャートポイントではなかったものの
ナスダック100とNYダウについては
チャートの抵抗ラインでしっかりと反転しているのが見て取れますね。
6月は、月足陰線になることが多い月なので、
ここからの下げ加速には注意しておく必要があるかもしれません。
為替がまたもや円安傾向にあるため、
これまた海外積み立ての停止・引出・解約の依頼が増えてきました。
今回は為替だけが問題ではなく、
収入が一向に増え何にもかかわらず、
インフレによる生活コストの上昇によって
投資に回せる資金が無くなってしまっているようです。
本来は、インフレに負けないために投資をするのですが、
背に腹は代えられないといったことなのでしょうか?
ただし、安易に円安になってきたからと言って
引き出したり解約をすることはよく考えた方が良いと思います。
今回は最後に、いつもどのようなチャートを見ているのですか?
という質問をいただきましたので、
わたし自身がいつもチェックしているチャートはどういったものか?
というのを動画にしてみました。
ご参考まで。
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