CRS(共通報告基準Common reporting standard)
に関するお問い合わせがさらに増えている今日この頃。
面倒だからと放置されている方もいらっしゃるようですが、
今のところは登録されていなくても
ペナルティがあるわけはありません。
ただ後々面倒なことになることも考えられますので
登録をお済ませいただく事をお勧めいたします。
登録方法は2つ。
・HSBCから送られてきた書類に記入して郵送する方法。
・インターネットバンキングにログインして登録する方法。
わたしのおススメは、インターネットバンキングからの登録です。
せっかく書類が送られてきているので、
書類で登録する方が良いのかもしれませんが、
HSBCへ書類を送る場合には、
郵便局からEMSで送ることが重要なのですが、
なにせEMSの費用が高い!
たった一枚の書類を香港へ送るだけで1,900円もかかります。
じゃあ、EMSを使わずに普通に送ってしまえば良いじゃないか、
と思うかもしれませんが、
正直、日本の郵便局とは違うので到達率に大きな疑問が残るので
重要な書類ですしここはケチってはいけません。
その点、インターネットバンキングからの登録であれば
基本無料で登録できるというわけです。
ただし、そもそもインターネットバンキングへログインできなければ
登録することができません。
弊社では年間数百件のサポートを行っていますが、
結構な割合でインターネットバンキングに
ログイン出来なくなったという方がおり、
中にはインターネットバンキングの設定自体やっていないという
方もいらっしゃいます。
ご自身でインターネットバンキングの再設定や
初期設定ができればよいですが、
難しい場合にはサポートのご依頼をいただければ
インターネットバンキングにログインできるようになるわけです。
ここでは、費用が発生してしまいますが、
今後もきちんとHSBCの口座を使っていくためには
必要経費だと思ってください。(笑)
さて随分と前置きが長くなりましたが、
タイトルにあるように
書類を郵送して行う手続きにかなり遅れが生じています。
新型コロナウイルスが大きく騒がれていたころは、
それこそ書類を送っても3か月以上かかる
といったことがあったわけですが、
ここ最近は案件にもよりますが2週間程度で
終わる手続きもあったほど改善されていました。
しかし、また最近書類を送って1か月以上経過しても
何の音沙汰も無いという事例が目立つようになり
忘れたころにようやくHSBCからSMSが届く
というケースが多くなってきました。
特に遅れが目立つのは、
フォンバンキングPINの申請及び変更の手続きです。
フォンバンキングPINの重要性は以前に説明しているので省きますが
最近の傾向では、
ATMカードが届いていたにもかかわらず
長いこと放置してしまった結果、
HSBCのデータ上でATMカードを発行したという履歴が抹消され
さらにインターネットバンキングを設定していないために
設定を試みるもATMカードPINが必要になるため
設定ができない。
本来であれば、ATMカードの新規発行手続きを行って
別途送られてくるATMカードPINを使い設定を行うべきなのですが、
Masterデビットカードが新設され
引き出しする場合の手数料が安く利便性も高いことで
ATMカードの必要性が薄まり、
ATMカードの発行サポートを依頼するくらいなら
デビットカードの依頼をいただくことが多くなりました。
しかし、それだとインターネットバンキングの設定ができないため
代りにフォンバンキングPINを申請するケースが増えているというわけです。
ちなみに先日サポートした方は、
9月21日にEMSでHSBCに書類を送りましたが
ご自宅へフォンバンキングPINが到着したのはつい先日なので
約2か月かかったことになります。
フォンバンキングPINの場合、
自宅へPINが届くと同時に確認書が届くので
その書類にサインをして返送して受理されないと使用できないのが
若干面倒です。
とはいえ、フォンバンキングPINを設定しておくことで
万が一HSBCへ電話するようなことが起きた場合は、
非常にスムーズに手続きが進むためにまだ設定していない方は
何も問題が起きていないうちに申請しておきましょう。
HSBCの件でお困りごとがある場合には、
まずはお気軽にお問い合わせください。
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