7月14日に139円台に乗せた後、
月初に130円台まで調整が入っていたドル円でしたが、
今週は急激にドルが買われ先ほど137円台までドル高が進んできました。
2015年6月の高値である125.80辺りまで下落してくれれば、
少しまとまった金額をドル転しようと淡い期待を抱いていましたが、
その思いはかなくも消え去ったようです。
海外資産をお持ちの方にとっては嬉しいことですけどね。
ではいつものように、
ドルの強さを表すドルインデックスを見てみましょう。
画像ではまだ107.977ですが、
あっという間に108を超えてきています。
前回達成できなかった110に向けて
再上昇といったところでしょうか。
このドル高は例によってGOLDの動きにも影響を与え、
先日ようやく1800ドルを回復し
1830までは戻るかと思われましたが、
1750まで落ちてきました。
ここを割ってしまうとまた1680が見えてしまいますね。
金利が上昇しているわけですから、仕方ないのですね。
そんな中で、好調なのが株式市場。
元々大して上がっていなかった日経平均は戻りがよく、
今週29000円台を回復して
今回の下落の75%戻しを達成しています。
ただし、ここからの更なる上昇は、別材料が必要になりそうですね。
では米国市場はどうなのかというと、
まずはNYダウ。
下落幅の半値戻しは達成し、
大きな抵抗となる35000そして75%戻りまではまだ余裕がありますね。
次は日本人に最も人気の高いS&P500はというと、
こちらも50%戻しを達成している状況。
そして最後は、
動きの荒さからファンも多いナスダック。
これは下落が大きかったこともあって、
まだ半値戻しを達成できておらず、この上にはかなり厚い抵抗ラインがあるのが見て取れます。
とはいえ、株式市場は想定通り7月のFOMC以降順調に回復しています。
ただ、ここから先は気を付けたいところです。
先ず目先として、今月26日のジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が、
経済見通しについて講演します。
そこでの発言内容によっては、
一気に下落するとみる向きも多く注意喚起する声が上がっています。
そして、
最も注目されているのは9月20,21日に開催されるFOMCなわけですが、
その前、9月2日に発表になる米国雇用統計、
そして9月13日に発表になる米消費者物価指数と
FOMCでの利上げ幅を左右する重要な指標が控えているので、
9月に入ると様々な思惑が働き、
大荒れになる可能性があるというわけです。
ここからはおまけ。
この間下落を続けてきた原油先物価格ですが、
そろそろ反転があっても良さそうな水準まで落ちてきました。
そろそろ原油の調整も終了するのではないかとみています。
そして、
17000ドル台まで下落した後、
とてもきれいなチャネルラインを形成して上昇していたビットコイン。
原因は分かりませんが、
チャネルから外れて下落してしまいました。
まだまだ一般の方が手出しするのは危なそうです。
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