ウクライナ問題長期化、今投資をして大丈夫?

長期化するウクライナ問題で、

マーケットは混乱が続いています。

 

私たちは、海外投資をされていらっしゃる

日本居住者のサポートを行っている関係で

ここ最近、ご相談件数が増えています。

 

特に多いご相談が、

「積立を続けていくべきなのか?」

というもの。

 

始めに結論から。

「続けるべき」

付け加えると、

「余裕があるならこのタイミングで、

さらに上乗せしましょう」

 

悲し事に、時代が変わっても歴史は繰り返します。

良く聞くと思いますが、

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

ビスマルクの格言ですね。

 

今更感満載なので、説明は省きますが

混乱が起きてマーケットが痛んでいる時に投資をすることで

より大きなリターンを得ることが出来る。

これは歴史が物語っていますね。

特に私たちがサポートさせていただいているような

長期の積立証券の場合には、

今止めてしまうのは愚の骨頂と言わざるを得ません。

 

このような時にやっておいた方が良いことの一つに、

現状の把握があります。

このブログではたまにマーケット情報をお伝えしていますが、

今回もしっかりとお伝えしておきます。

 

混乱続くマーケット

まず今回の件で一番注目度が高いと思われるのが、

原油相場でしょう。

個人的にチェックしているのがブレント原油ではなく

WTI原油なのでWTI原油先物チャートで見てみます。

 

WTI原油日足チャート

 

ウクライナ問題の緊張が高まる前から

上昇を続けていた原油先物価格ですが、

ロシアへの制裁といった報道で一気に火が付き

一時的に1バレル130ドル台まで上昇しました。

 

その後ようやく、アラブ首長国連邦(UAE)が重い腰を上げ

石油輸出国機構(OPEC)に増産を検討しましょうと

提言したことで一気に100ドル付近まで下落してきました。

とはいえ、いまだに3桁ですから、

まだまだ高い水準にある事には変わり有りません。

 

次はGOLD

GOLD日足チャート

 

有事の金というのがありますが、

今回はそれもありますが別の要因もあった模様です。

検索しても出てきませんが、

ロシアが金本位制度についてコメントしたというもの。

これにより一気に1オンス2000ドルを超えて

前回の史上最高値まで値を飛ばしましたが、

直ぐに2000ドル割れまで落ちてきました。

真相は霧の中?

 

そんな状況下での株式市場、

先ずは日本

日経平均日足チャート

 

ロシアと言えば日本でもまだ解決していない問題があり、

他人事ではないわけですが、

日経平均は御覧のように以前からマーカーしていた

水色の部分をほぼ埋めてきました。

まだ混乱が続くものの、

この水準まで落ちてきたのであれば

一旦この辺りでもみ合ってきそうですね。

 

次は米国

S&P500日足チャート

もちろんこちらも下落はしているものの、

日経平均は2月24日(ロシアがウクライナへ攻撃開始)の

安値より下で推移していますが、

S&P500はまだ割り込んでいません。

相場の格言で、

「近くの戦争は売り、遠くの戦争は買い」

というのがありましたが、買われているわけでは無いけど

といったところでしょうか。

 

ちなみに、私たちがサポートさせていただいているお客様には

ITA社の積立をされている方も多くいらっしゃいます。

これは、非常に少ないご相談ですが

「まとめて前払いしたい」

というご相談。

毎月決まった額を積み立てていくのが基本ではあるものの

ITAの積立商品は一風変わったオプションがあり、

 

一年間で最大3年分の前納が可能になっています

 

どういうことかというと、

例えば毎月の積立額がUSD500だった場合、

1年間でUSD18,000を先に支払ってしまうことが出来る

というオプションです。

これの何がすごいかというと、

まさに今!

下落しているタイミングで資金を投入できてしまう。

うまく活用できれば、

高いパフォーマンスを出せる可能性があります。

 

別の使い方もあって、

投資対象のプライスを全く無視して

機械的に毎年3年分を前納してしまい

例えば15年の積立を最短4年で完済させてしまうことが出来ます。

荒業ですね。

将来的に為替がもっと円安に振れると考えている人にとっては

非常にありがたいオプションと言えます。

 

話がそれましたが、

最後に為替を見ておきます。

ドル円日足チャート

一昔前、有事の円高と言われていた影は薄く

一段と円安が進んで116円半ばまで上昇です。

このまま目指すは118円台といったところでしょうか。

 

今月は16日にFOMCが控えていて、

利上げがほぼ確実な状況なのでやむなきといったところです。

 

話を本題に戻しますが、

なんといっても海外で投資をするからには切っても切れないのが為替です。

このまま円安が続くと負担が増えるわけですが、

為替は基本的に大きなレンジでの動きと言われてます。

安い時もあれば高い時もある。

どんなことにも一喜一憂せずに淡々と。

これが確実に資産を増やすための重要事項ですね。

 

 

S&P500のところでご紹介した前納について

どのタイミングで行えば良いの?

というご相談には乗れませんが、

前納する方法といった技術的なご相談には乗れますので

お気軽にご連絡ください。

 

また、HSBCなど香港の銀行で

お困り事がございましたら一度ご相談ください。

ご相談はこちらから

 

 

<HSBCのサポートについて>

 

新型コロナ感染者増大という事で、

HSBC香港の支店が月水金や火木土といった開店する曜日を

分けるとの発表があったようです。

それに関連して出社される社員数も減少していることから

通常よりも業務に遅れが発生しているとのこと。

日頃からサポートのご依頼をいただき、

迅速なサポートを心がけていますが

いつもより解決に時間がかかる場合がありますので

ご了承ください。

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