香港ドル(HKD)、米ドルペッグ制を解除/廃止されるのか?

一旦落ち着い方と思われた米中の問題が、ここへきて再び熱を帯びてきました。

新型コロナウイルスが確認された後の中国の対応に抗議をしたり、最近では香港の

国家安全法制定

国家安全法制定に絡み米国が強硬姿勢を崩さず
香港に対する優遇措置を撤廃するよう政権に指示などといった動きから、
巷では香港ドル(HKD)の米ドルペッグが解除されるのでは?
という噂がまことしやかにささやかれている状況です。

香港政府の陳茂波(ポール・チャン)財政官によると、
米ドルペッグを変更する計画は一切ないと言い切り、米国が表明した優遇措置廃止を公言した後も、
香港の銀行システムは非常に健全かつ良好であり、香港ドルは今後も揺らぐことは無いとの見解を表明しました。

 

そうはいっても実際のところ、解除されるかどうかは誰にもわかりませんし、
大きなニュースとなったのでびっくりした、もしくは大きな損害を被った事で、
記憶されている方も多いと思いますが、
スイスフランのユーロに対する「1ユーロ=1.20フラン」の下限ペッグの廃止がありますよね。

2015年1月15日に前触れもなく突然ペッグが解除され、一気にスイスフランが約40%上昇したことで、
多くのファンドやFXをやっている個人投資家が追証を食らい破産に追い込まれ、
大手のFXブローカーがいくつも破綻するという大惨事も記憶に新しいところです。

 

 

何が出来るのか?

結局のところ私たちにできることは、いつも変わらずリスクヘッジをしておくということ。

基本中の基本ですね。

相場の格言にもありますが、「卵は一つの籠に盛るな」です。

これは、欧米で資産運用の王道を表す言葉の「Don’t put all your eggs in one basket」を訳したもので、
意味は
「卵を一つの籠に盛ると、かごを落としたときには全部割れてしまう可能性が高い、
いくつもの籠に分けておきさえすれば、そのほかの籠の卵が孵って鶏になるので、
また卵を増やすことができる。」
っていうことです。

なので今回の場合でも、香港ドルを保有するのは問題無いけれど、
香港ドルに限らず何かだけに資金を置いておかずに、他通貨にも分散しておけばいいってことですね。

 

通貨分散をするならHSBCが便利!

因みに、HSBC香港の場合はマルチカレンシー口座になっているため、
基本はHKD Sarvingsに入れておくことがほとんどかと思いますが、

HKD 香港ドル
USD 米ドル
GBP イギリポンド
CAD カナダドル
AUD オーストラリアドル
JPY 日本円
NZD ニュージーランドドル
EUR ユーロ
SGD シンガポールドル
CHF スイスフラン
RMB 人民元
THB タイバーツ

 

といった、12種類の預金が可能なのでHSBC香港の銀行口座を持っていれば、そこでリスクヘッジが可能だということですね。

海外投資をしているならば、必須と言ってもいい海外銀行口座ですが、中でもHSBC香港は使い勝手が抜群!
まだ海外投資を始めていないという方も、いずれはじめると考えているのであれば、
年々口座開設が厳しくなっていることを考えると、今のうちに口座開設しておくことをお勧めします。

また、中には既に口座は持っているけど、全くメンテナスをしていなくて放置しているっていう方もいるかと思いますが、
せっかくのお宝口座、このまま放置して使えなくなってしまうのはもったいない。

まだ、使えるようであればメンテナンスをしておきましょう。

 

使えなくなっていてもサポートが可能かもしれません、
弊社ではHSBCに関するサポートも行っていますので、ご相談はお気軽に!

 

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