チャイナショック
2015年、政府が絡んだ株価つり上げから、
人民元の引き下げをきっかけとして
世界の株式市場に大きな影響(暴落)を与えたチャイナショック。
これの再来が!と今マーケットで注目されているのが、
中国恒大集団(エバーグランデ)の債務問題です。
中国恒大集団チャート
※10月4日に香港市場で売買停止の要請をしています。
要請をして売買停止にできるっていうのもすごいですね。
中国恒大集団は香港市場に上場していて、
構成銘柄には採用されていませんが、
香港ハンセン指数はというとこんな感じです。
中国恒大集団に関連して、
中国市場で不動産会社の株式及び債券が急落している状況です。
とにかく、不安になっている一番の要因は、
当局からのコメントが出てこないこと。
このままデフォルトとなってしまうと相当な連鎖倒産が予想されます。
海外市場への影響は?
現在、ずっと好調な上昇を続けてきた米国株も
高値から若干の調整が入っている状況で、
ここでこの問題がさらに大きくなるようなことがあれば、
高値警戒感が一気に広がり急落を招く恐れもありそうです。
いま日本でも投資対象として大人気のS&P500はこんな感じです。
今年9月に付けた高値からは下げてはいますが、
小さな調整どまりですから本格的に波及してくると、
昨年起きたコロナショックから一本調子で上昇してきた勢いを考えると、
紫色の太い線が引いてある4000ポイントあたりまでの下落は
覚悟しておいた方がいいかもしれませんね。
何はともあれ、
当面は気が抜けない相場が続きそうです。
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