米国大統領選挙から早一か月経ったわけですが、
再来週にFOMCを控えていることもあるので
ここらでいったんマーケットの動きを見ておきたいと思います。
まず米国の株式市場ですが、
主要指数全てが史上最高値を更新しまくっており
何処まで行くの!?状態が続いています。
NYダウ
ナスダック100
S&P500
NYダウは45,000ドルにタッチし、
ナスダック100は21,000ポイントを超えて
S&P500は6,000の大台に乗せてきました。
目安になるような節目は無いので、
何処まで行くのかというのは正直分かりません。
いま気にするべきポイントは、
・クリスマス休暇前のポジション調整
・年明けの大統領就任
この二点かと思っています。
また好調な米国株とくらべてしまうと
弱さが際立ってしまうのが、
日経平均
黄緑色の線はバブル時の史上最高値になるのですが、
ラインを挟んでウロチョロしている状況が続いて
投資妙味という点でいえば残念な感じに思えます。
そして、たまたま知人から連絡があって
「香港の株はどう思います?」
と聞かれたので、
久しぶりにハンセン指数のチャートを見たのですが、
かなり面白いポイントに来ていました。
ハンセン指数
今年の1月の安値から10月に付けた高値に
フィボナッチリトレースメント
このまま再度高値を狙いに行く可能性も出てきたという事ですね。
これだけ動いてくれるとロング(買い)からだけではなくて、
ショート(売り)をやる人にとっては
かなり面白いでしょうね。
では次に為替を見ていきましょう。
ドルインデックス
まず、トランプ氏が当選したことで
ドル安に振れるという意見が多かったのですが、
選挙後は逆にドルが切り返す動きとなっており、
11月22日には昨年10月の高値を抜けていました。
ということで、
ドル円
スケールを併せたドル円チャートを見てみると、
一時140円まで円高ドル安が進んでいましたが
あっという間に157円まで戻ってしまいました。
チャートポイントをわかりやすくしたものはこちらです。
冒頭でも説明しましたが、
12月17、18日でFOMCが開催されるので
現状は0.25%の利下げが行われる
という見方が大勢を占めていることと
12月18、19日で開催される
日銀金融政策決定会合で利上げが行われるのでは?
というウワサによって、
150円を挟んだ動きになっています。
個人的には前から言っていますが、
下から伸びている上昇のトレンドラインに
タッチしてくることがあると見ています。
最後に、ついに10万ドルに乗せてきた
ビットコイン
こうしてチャートだけを見ると
普通の動きに見えはしますが、
黄緑のラインが10万ドルのラインとなっており、
昨日の午前中に104000ドルまで上昇したと思ったら
今朝には91000ドル割れまで落ちるという
相変わらず怖い動きになっています。
何はともあれ、
永遠に右肩上がりが続くという事は無いので、
米国株もいずれは
ここまで無茶苦茶に上がってきた反動は有るわけです。
それがいつになるのかわかりませんが、
政権交代は重要な節目になるのではないでしょうか。