HSBC香港 書類で手続きを行う場合の注意点

今やHSBCの口座を持っているのであれば、
絶対に必要となっているHSBCのスマホアプリですが、
アプリを設定しておけば安心安全というわけでもありません。

かく言うわたしも口座に関する問題が起きることがあり、
アプリやインターネットバンキングからでは
対応が出来無いこともあるため
それ専用の書類を作成して問題を解決することになります。

あ、もちろん現地に渡航すれば解決することは可能ですよ。

今日はそんな書類で手続きを行う場合の
注意点をご紹介してみたいと思います。

まず、書類でなければ手続きができない代表的なものとして
・ATMカードの再発行
・暗証番号の再発行
・インターネットバンキングの閉鎖
があります。

そして書類を作成するにあたり、
情報を記入していくわけですが、
必要な情報として挙げられるのがこちら

・名義人氏名(ローマ字)
・口座番号(12桁、まれに10桁も)
・携帯電話番号
・身分証明書番号
・サイン

ここでまず注意しなくてはいけないのが、
携帯電話と身分証明書の番号です。
どちらも、銀行に登録しているものでなくてはならず
今持っているものではない場合があるという事。

あまり携帯番号が変わることは無いと思いますが、
ガラケーからスマホに乗り換えた際に
新規の方が安くなるという事で
番号を新たに発行した場合には
今は使用していない古い番号が必要だという事。

そして、身分証明書(パスポート)の番号が厄介で
ほとんどの方は口座を開設した時に保有していた
パスポートの番号ですが、
中には口座を開設してから何年後かに
香港へ行ったことがある人もいると思います。

そうなると問題なのは、
その時に銀行の窓口に行って
パスポートの更新をしたのか、しなかったのか?

更新をしたのであれば、
新しいパスポート番号が登録されているのは間違いないのですが、
更新の手続きをした記憶が無くても
窓口で何らかの手続き(入金、引出など)をしただけだった場合、
行員さんが気を利かせて更新手続きをしてくれることもあれば
更新をしてくれない行員さんもいるという事。

そうなると、どっちのパスポート番号が登録されているのか
分からなくなってしまいますよね。

ということをふまえて、
今回サポートの依頼をしていただいた方で
手続が出来なかったという報告をいただきましたので
そちらを例にご紹介したいと思います。

まず今回のサポートは、
インターネットバンキングに自分でログインしたことが無く、
これまでずっと他人任せにしていて
任せていた方と連絡が取れなくなってしまったという事で
ログイン情報が分からないため
再セットアップしてもらいたいという依頼でした。

依頼内容は他にもたくさんあるのですが、
そこは今回省略します。

何はさておき、
インターネットバンキングにログインして口座内の状況を
確認する必要があるので、
インターネットバンキングの閉鎖書類を作成し
HSBCへ郵送してもらいました。

その際、いつ到着したのか把握できるためEMSで送ってもらったことは
言うまでもありません。

1月07日 書類を送ったと連絡あり

1月12日 HSBCに届いたことを確認したと連絡あり

2月08日 一向に閉鎖完了の通知が来ないと連絡あり

2月10日 HSBCからレターが届いたと連絡あり

 

そのレターがこちら。

黄色で囲ったところを要約すると、

重要HSBCインターネットバンキングの閉鎖に関する指示をいただきありがとうございます。
使用された身分証明書の詳細が銀行にある記録と異なるため、指示を続行することができません。
正しい身分証明書の詳細を使用して、新しい指示を提出してください。

そうです、これだと思ってお知らせいただいたパスポート番号が違っていました。

しっかりと確認したので番号の入力を間違えていたわけではなく、
パスポート番号そのものが違っていたわけです。

このかたは、口座開設してから一度渡航はしていたようですが、
パスポートの更新をした覚えが無かったようで、
古いパスポートの番号を記入して発送していました。

そのため、連絡をいただいた後は
再度新しいパスポート番号を記入した書類を
郵送してもらっています。

ちなみに、黄色で囲ったところの下には

香港にお住まいのお客様は、
身分証明書の更新手続きを行う必要がある場合
支店にお越しいただき、
次の原本をお持ちになって認証を受けてくださいとなっています。

必要なものはこちら。↓

・新しい身分証明書
・古い身分証明書
・口座所有証明(有効なデビットカード、小切手帳、通帳、ステートメント)

もし口座開設後にパスポートの有効期限が切れて
香港に渡航する機会がある場合には、
上記を忘れずにお持ちいただきHSBCの支店窓口で
身分証明書の更新手続きを行っておきましょう。

 

ここがポイント!これまで、口座を保有されているかなりの方とお話をしてきて、
「私は新しいパスポートになった後に
HSBCに郵送でパスポートの画像を送っているから更新されてます」
といって更新手続きが出来ていると勘違いしている方がいましたが、
現時点で身分証明の更新は、インターネットバンキングでも
スマホアプリからも郵送でもできません。
お間違えの無いようお願いしますね!

そして一番重要なことは、
身分証明番号は、
その他にも使用する機会があるので
パスポートの更新をしたことを忘れないようにすること!

 

あと、
もう一つ大切なことをお伝えします!

今回は身分証明書番号が違っていただけなので
大きな問題ではありませんでしたが、
これがサインであった場合にはそうはいきません。

パスポート番号は、
国内に居ても調べる方法がありますが
サインはそれこそ無限にあるわけで、
忘れてしまうと銀行窓口に行かなくてはならなくなります。

サイン相違で手続きができませんよと連絡があった場合、
三回、四回、五回と様々なサインを送って
試してみることは可能ですが、
繰り返すごとに銀行のセキュリティ部門が反応し
例えサインが合致していたとしてもセキュリティ上の理由で
お手続きができませんとなってしまう可能性もあります。

とにかく口座開設時のサインはほとんどの場合、
その時に持っていたパスポートに記載しているサインを真似るものですが、
どういったサインをしたか分からない、自身が無いという場合には
窓口でサインのアップデートもできるので
アップデートを行ったうえで
そのサインの写真を撮って忘れないようにすることをお勧めします!

 

せっかく渡航するのであれば、
現地で出来ることはやっておくようにしましょう!
そして、新規で口座を開設する際にも
分かりやすい覚えやすいサインをすると良いですね。

 

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新規口座開設のお問い合わせはお気軽に。

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