海外投資の基礎知識 クレジットカード削除通知/課金拒否通知

以前からかなり問題視されているクレジットカードの不正利用。

フィッシング詐欺からスキミングなど甚大な被害が出ているようです。
調べてみたところ驚く数字になっていました。

🛡 フィッシング詐欺による被害

  • 不正送金被害額:​約86億9,000万円
    これは、インターネットバンキングを通じた不正送金事件の被害額であり、フィッシング詐欺が主な手口とされています。

  • フィッシング報告件数:​約171万8,000件
    前年から約50万件増加し、過去最多を記録しました。

💳 クレジットカード不正利用被害(スキミング等)

  • 総被害額:​555億円(過去最高)
    前年比2.6%増加し、過去最高を記録しました。

  • 内訳
    番号盗用被害:​513.5億円(全体の92.5%)
    偽造カード被害:​5.9億円(前年比90.3%増)
    その他の不正利用:​35.6億円

これは確かにたまったもんじゃありませんね。

こうした状況を踏まえて、
カード会社も黙っているわけもなく
対応強化をしているわけです。

そうした中で、
以前にもお伝えした問題がこちら。

現在も収束する気配はなく、
逆に悪化している状況にあります。

そして私たちのところには毎日ひっきりなしにタイトルにある

クレジットカード削除通知
クレジットカード課金拒否通知

という通知が届いているというわけです。
同じメールが、契約者にも届いています。

そこで、調査を行った結果、ある事実が判明しました。

 

最近、特にセキュリティを強化したカード会社があります。

そのカードは、2024年12月末時点で3,184万枚と国内発行枚数が最大であり、
2024年7月にMMD研究所の調査では
クレジットカード利用者の54.0%がそのカードで
第二位の【イオンカード】20.9%
第三位の【paypayカード】20.7%の倍以上の利用となっています。

もうお分かりかと思いますが、

【楽天カード】

です。

このカードを使用されている証券がことごとく決済不能になっており
課金拒否通知や削除通知が送られてきているというわけです。

とはいえ、
完全に拒否されて使用出来なくなっているのかといえばそうではなく、
ロックを解除することによって決済が通るということなので
一安心。

ただし、ここで一番重要なのはどちらの通知が来たかということ!

クレジットカード課金拒否通知

この通知は、単純に決済が通りませんでしたよ。
という通知のためセキュリティロックを解除さえすれば
問題なく数日後に決済されることになります。

一方で、

クレジットカード削除通知

こちらの通知が来てしまった場合にはそうはいきません。

ITAに登録されているカード情報が削除されてしまったという事なので
再度カード情報を登録したうえで、
未精算になっている分を決済する必要があるというわけです。

IFAと連絡が取れる方は、
IFAに連絡をして登録と決済を行ってもらってください。

IFAと連絡が取れない場合には、
ご自身で専用サイトにログインしていただき
請求の項目からカードの登録と未精算分の決済を行う必要があります。

とにもかくにも、放置しないことが何よりも重要なので
メールのチェックは怠らないようにしましょう!

そして、可能であれば楽天カード以外を登録するのも一つの手段だと思います。

海外投資に関するお悩み事がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

追加最新情報!

つい今しがた判明したことですが、
為替レートや手数料の問題から発行する方が増えているとお伝えした
Wiseのデビットカードですが、
本日2名の方からRL360のクレジットカードを
Wiseデビットに変更したいと依頼があり
登録をかけてみたところ
このカードは拒否されました。障害に関する詳細な情報を得ることができません。別のカードをお試しください。
というメッセージが出ることが判明しました。
RL360はHSBCのデビットカードを使用している方がいるので
デビットカードがNGであるということではないはずですが、
現在原因不明でWiseデビットは使用できない状況です。

続報!

カードの登録をご依頼いただきましたお客様へ
wiseに問い合わせいただいたところ
下記のような回答が得られたようです。

そして、再度wiseデビットカードの登録を試したところ、
無事登録が完了いたしました!

ここで考えられることは、
初回の登録でセキュリティロックがかかったが
連絡したことでロックが解除されたのではないかと思います。
何にしても、無事登録ができたということをご報告いたします。

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