海外(オフショア)積立商品、何もせずに放置してませんか?

海外(オフショア)投資ブーム

2008年ごろから始まったオフショア投資のブーム。

ブームとは言っても、国内でCMが流れていたわけでもなく、どこかの企業で営業していたという事はないので、基本口コミベースですから、一部の人の間であって現時点でも10万人はいないのではないかと推測されます。

10万人はいないとはいえ、それなりの人数は今でも契約しているわけですから私達のようなサポートを請け負うところがあるわけですね。

 

 

黒歴史?

ネットで「オフショア投資」と検索するといろんな情報が出てくるのであえて詳しくは書きませんが、Googleで検索すると「オフショア投資 詐欺」や「オフショア投資 失敗」というワードが出てきます。

当時はネットワーカー的な人が溢れ、積み立て投資の性質や特徴、リスク等を理解せず、たとえ理解していたとしてもメリットばかりを説明し敢えてリスクを伏せて、随分と乱売されたという苦い歴史もありました。それが原因でというわけでもありませんが、日本居住者が申込できるオフショアの商品はわずかとなっています。

正しい使い方、リスク等を理解していれば、将来の資産形成にとって力強い味方になると思います。しかし、どんなに優れた商品だったとしても、使い方やリスクをしっかりと理解していなければ、詐欺ではないかと疑われても仕方ないかもしれません。

 

 

一時期、契約してしばらくして調べてみたら「え!こんな契約だったの」何も知らなかった。。。という人が続出し、解約してしまったり積み立てを停止したりする人がかなりの数いたようです。

ここでまた問題になったのが、解約すると満期前なので早期解約手数料が発生するということ。しかし、そうしたことも確認せずに手続きを進めてしまって、手元に戻ってきた金額を見てさらにびっくり!紹介者にクレームをつけたけど相手にされず、どうしたらいいのかわからなくなって、相談を持ち掛けられたこともあります。

 

結論から言えば、残念ですが手続きをしてしまったので手の打ちようがありません。

 

 

問題点

上記の人だと、まだ紹介者と連絡が取れているだけ「マシ」とも言えます。

ちゃんとした説明を受けずに契約してしまった多くの人の場合、紹介してもらった人と既に連絡が取れなくなっている場合が殆どだからです。

俗にいう、「売り逃げ」ってやつですね。

こうなると重要になるのは、

紹介者ではなく、仲介業者「IFA“Independent Financial Advisor”(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」が何処か、わかっているかわからないかによって変わってきます。

IFAがわかっているのであれば、IFAに連絡をして様々な手続きを行うことが出来ますが、IFAがわからなければ困ったことになります。

 

 

IFAがわからないと?

各種手続きが出来ません。

直接、契約したプロバイダー(保険会社)に問い合わせをしても良いのですが、全てのやり取りは英語になりますし、プロバイダーからもIFAを通してほしいと言われることがあります。自分がどこのIFAで契約したかわからないと伝えれば、教えてくれるはずですが、時差があることや日本と違って返信に時間がかかることもあります。

 

 

そして、契約期間中必ず行わなくてはならない手続きとして、積み立てに使うクレジットカードの更新があります。

日本の保険などの支払いの場合は、カード自体が変わらなければ新しいカードが発行されても有効期限が変わるだけなので、更新の手続きが必要ないことが殆どですが、海外の場合には確実に手続きが必要になります。

このカード更新の手続きをしないと、プロバイダーによって期間は違ってはきますが、積み立てが停止してしまったり、保証のオプションが外れてしまったり、最悪証券が失効してしまうという事態に陥ります。

そもそも、はじめから売り逃げされてしまった場合にも、プロバイダーからのメール連絡は来ていると思いますが、すべて英語で来るため無視してしまう方が多かったり、海外からのメールのために迷惑メールフォルダに振り分けられていて、すでに積み立てが停止してしまっていたり失効している可能性が高いという事です。

 

 

失効してしまった証券の復活

失効してしまった場合、プロバイダによっては復活させることも可能です。

しかし、難易度は高くなります!

 

何故なら、支払が停止してしまったところから現在までの期間の未精算分を一括で支払う必要があるからです。

例:

積立金額 USD500

支払い停止 2011年1月

2011年1月から支払いが滞ってしまったとします。

今が2021年の5月なのでその期間は10年4か月なので124カ月になります。

500×124=62,000

一括で62000ドル支払う必要が有るということですね。

しかも、クレジットカードで6万ドルを超える決済ができるものは少ないですし、ダイナースやAMEXといった割と高額の決済が出来るカードもありますが、そういったクレジットカードを使えることろが少ないというのが現状で、クレジットカードでなく国内の銀行から海外送金をしようにも最近は海外送金をするのが困難で、とても面倒になっています。

 

 

また、失効ではなく支払いの停止だった場合、未精算分を支払わなくても構いませんがデメリットがある場合も。

 

これはプロバイダーによっても商品によっても違いますが、RL360を例に挙げると

・停止している期間中、一部の手数料が三倍にアップする(USD8→USD24)

・停止している期間が1年増える毎、満期時に受け取れるボーナスがダウンする

積立が止まっているのに手数料が上がってしまうわけですから、時価総額にダメージがありますし、満期時にもらえるものが減るのも嬉しい事ではありません。一日でも早く積立を復活させて、無駄に払う手数料を元に戻しておくことをお勧めします。また、積立を復活させる際にも商品によって最低積立金額が変わってくるため、契約時の積立金額で再開しなくても少ない金額で再開させることが出来る場合もありますので、自分の証券がどうだったのか確認しておきましょう。

 

満期と言えば、

 

満期の手続き

オフショア投資ブームだった2008年ごろに契約した方の中には、契約した時の年齢によってそろそろ満期を迎える方も出てくるはずです。

本来は待ち遠しい、満期金の受け取りをするわけですが(継続運用できる商品もあります)放置したままにしておいた場合、それすらも出来ないということになります。満期を迎える半年ほど前になると、プロバイダーやIFAから満期時の手続きについて連絡が来ますが、無視してしまうともちろん受け取ることが出来ません。

そもそも、契約当初使っていたメールアドレスを変えてしまった場合、IFAやプロバイダに変更の手続きをしなければ連絡が届かないというわけです。

また例えば、何らかの方法で無事満期受取の手続きが出来た場合、何処で受け取るかを考えておく必要があります。

 

 

満期の受取でお薦めは?

 

私達のお薦めは、HSBC香港です。

理由は大きく分けて二つ。

1.ドル資産のまま保管できる。

長い時間をかけて海外資産を形成してきたわけですから、日本円に戻すのはナンセンスです。日本円を使いたければ、ATMカードで引き出すことが出来ますので問題ありません。

2.再投資が楽。

満期受取ともなるとそれなりの金額になるので、再投資する可能性があると思います。しかし、日本の銀行に戻し得しまうと再び海外で投資をする場合、前記したように送金することが困難です。しかし、HSBCであれば世界最高峰ともいえる使い勝手の良いインターネットバンキングがありますので、再投資もとても簡単です。

 

 

 

話が脱線しましたが、こうしたリスクをいち早く解消させるためにも、海外(オフショア)積立商品を契約しているにもかかわらず、紹介者との連絡が取れない。契約したIFAがわからならない。という場合には、一度ご相談ください。そのまま放置しておくことは、大きな損失になりかねません。

解決に向けて全力でサポートさせて頂きますのでまずはご連絡を。

 

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