年初から下落が続くドルインデックス
2022年9月に114ポイントの高値をつけ、
今年2025年1月には110ポイントほどあったドルインデックスですが、
4月には節目となる100をあっさりと割り込み
今月頭に96まで下落を続けていたわけですが、
直近のチャートを見ると切り返しの可能性が出てきたように思えます。
ドルインデックス
もう少しチャートを拡大してみましょう。
ご覧のように月初に安値を付けたあと
安値切り上げ、高値切り上げの形状を見せています。
ここへきてまたトランプ大統領がFRBのパウエル議長に向けて
「金利を引き下げる必要がある」
「賢い人なら利下げするだろう」
という発言を行っていることも多少は影響しているのかもしれません。
しかし、当のFRBは利下げには現在も慎重な姿勢を崩してはおらず
昨日から始まったFOMCで事前予想は据え置きが濃厚で
本日終了の会見でどういった結果になるかといったところです。
そこで参考までに米国10年債利回りを見てみると
米国10年債利回り
今年に入り上値の重い展開が続き
これと言って大きな動きはなく
三角持ち合いの様相を呈しています。
という事で、気になるのはドル円の動きですね?
上で紹介したドルインデックスチャートのスケールに合わせたものを
載せておきますので比べてみましょう。
ドル円
こうして比べてみると
ドルインデックスが2022年2月までの水準まで落ちていますので、
ドル円の2022年2月は114~115円台だったことを考えると
今は148円台ということで30円以上も円が安くなっており、
円がいかに弱くなっているかが見て取れます。
では、いつものラインを引いたチャートも載せておきましょう。
148円台のレジスタンスラインが効いているようですが、
着実に下値が切りあがってきていることに加えて
ドルインデックスも切り返しの可能性が出てきたことから
抜けてくるのも時間の問題といったところでしょうか。
次は株式指数を比べてみましょう。
S&P500
ナスダック100
NYダウ
S&P500とナスダック100は依然として高値を驀進中であり、
NYダウだけが45000ドルの抵抗に阻まれている状況です。
とにかく強い。
一方、
日経平均
やっと勢いよく『居心地の良いレンジ』を抜けてここから勢いづくのか?
と思いきや高値には届かず、
これまでのレンジの上限(レジスタンスライン⇒サポートライン)
まで落ちてきてしまいました。
ここから上昇して高値を超えていけるかが注目です。
そして少し気になっているのが、
GOLD
高値付近でのもみ合いがもう三か月以上続いています。
地政学リスクはまだまだ落ち着きそうもありませんので
下落は無さそうではありますが、
いつどちらに動き出すのかに注目しています。
最後はおまけの
ビットコイン
こちらも高値を付けており
120,000ドルを大きく抜けた後は
高値付近でのもみ合いとなっています。
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