マーケット情報 高市トレード好調を継続する日経平均

1989年、後にバブル経済と言われ
日経平均は38,915円という史上最高値を付け、
株式や土地だけに止まらずありとあらゆる資産が爆上がり。
しかし、日銀による金利引き上げを発端としてバブルが崩壊!
その後、2008年10月に6994.90円と7,000円を割り込むまで低迷したわけです。

いわゆる『失われた三十年』

2024年2月、ついに日経平均は史上最高値を更新することになりました。
そして、翌3月には40,000円台に乗せるも今年7月までは乱高下が続き
石破政権が終わりを告げることに現実味が帯びたことによって、
大きく動き出すこととなったわけです。

そして高市氏が10月に自民党総裁選を制し、首相(総理大臣)に就任し、
大きなポイントである50,000円の大台を突破してきたというわけです。

日経平均

上昇のトリガー

  • 高市氏総裁選確定前後~首相就任直後に、
    外国人投資家の買い越しという動きが出ており、株高を支える要因となっています。

  • 具体的には、10月6~10日の週に、日経平均が約2,319円上昇、
    外国人の買い越し額が1兆1,847億円と報告されています。 

  • また、「高市トレード」として、積極財政・金融緩和継続への期待などが
    株価を押し上げたという分析が出ています。

投資家向けの読みどころ

  • 今回の上昇は 政策期待(予兆) によるところが大きいため、
    実際の政策実行・決算増額修正・インフレ/為替の動きなどが伴うかをチェックすることが重要です。

  • 円安・株高のドライバーとなる可能性があるものの、過熱感や外部ショック(米中交渉・為替変動・金利上昇など)
    も潜在的なリスクになり得ます。

  • 家計の「資産効果」も取り上げられており、株高による消費増も期待されているという分析があります
    (例:「自動車・住宅・保健医療サービス」が株高で恩恵を受けやすい)。

注意点・今後の監視ポイント

  • 「高市政権後」の動きという点で、“政権発足後”というのは 非常に期間が短いため、
    政策実行→データ反映→市場修正といったサイクルを踏むまでには時間が必要です。

  • 市場の期待が先行しているため、期待が剥がれると調整リスクもあります。

  • 外部要因(米国の金利動向、為替、地政学的リスクなど)による影響が強く、
    国内政策だけで株価を支えるのは難しいという見方もあります。

  • 特に、株価上昇→個人消費への波及(家計の資産拡大)という流れが期待されているものの、
    消費の実体としてどこまで伸びるか、対象品目/世代別での差も指摘されています。

 

なお2024年の現物市場において、海外投資家の売買シェアが 59.1 %となっていました。
一時は70%を超えていたことを考えると若干落ち着いたという事でしょうか?
では、円建てでの日経平均ではなくUSD建てでみるとどうなっているのでしょうか。

ドル建て日経平均

ドル建てで見ても上昇していることが分かりますね。

そうはいっても340ドルにも満たないという事。
米国指数を見てみると、

NYダウ


47,000ドルを超えているわけです。

もちろん株価を構成するポイントも違う事に加えて
指数の計算方法も違っているので一概に何とも言えないところではありますが、
日経平均とNYダウ採用銘柄で株価トップ10を調べてみました。

✅ 一覧表(NYダウ/日経平均の株価トップ10を すべてUSDベース に統一)

ランキング NYダウ(株価上位 / USD) 株価(USD) 日経平均(株価上位 / 円 → USD換算) 円価格(円) USD換算(円÷150)
1 Goldman Sachs Group $783.06 ファーストリテイリング 54,500円 $363.33
2 Caterpillar $585.49 SMC 52,000円 $346.67
3 Microsoft $541.55 東京エレクトロン 32,990円 $219.93
4 Home Depot $378.04 レーザーテック 28,575円 $190.50
5 American Express $358.22 ソフトバンクグループ 26,300円 $175.33
6 UnitedHealth Group $355.26 アドバンテスト 22,270円 $148.47
7 Sherwin-Williams $345.73 ダイキン工業 18,000円 $120.00
8 Visa $341.28 SCREEN HD 14,240円 $94.93
9 IBM $308.21 リクルート HD 7,611円 $50.74
10 JPMorgan Chase $305.51 ファナック 4,861円 $32.41

それにしても、今回のブログを書くにあたって 久しぶりに日経平均の採用銘柄一覧 を見たのですが、
当時ディーラーとして毎日向き合っていた頃とは、構成銘柄が大きく入れ替わっていて驚きました。
社名が変わっている企業も多く、
「自分は市場から随分と離れてしまったんだなぁ…」と改めて実感しました。

とくに今回、株価ランキング第2位に入っていた SMC(6273)
日経平均に採用されていたこと、そして 株価が5万円台 に乗っているのには本当に目を疑いました。

実はこの SMC、私にとっては 忘れられない銘柄 です。

ディーラー時代、ある日のトレードで
一瞬で 3,000万近い評価損 が出たことがありました。
背中に冷たい汗が流れたのを覚えています。
結果的には、その日のうちに何とか トントンまで戻して終えることができた のですが、
あの時の緊張感は今でも鮮明です。
今となっては、懐かしい“良い思い出”ですけどね。

当時は スキャルピングがメイン だったので、
1日4時間半の取引時間で 200トレード は当たり前。
呼吸をするように取引を繰り返していました。

だからこそ、現役を退いてからは 一切株のトレードはしていません
今はもっぱら 為替やETF が中心です。

たまに「どんなツール使っていますか?」とご質問をいただくことがあるので、
せっかくなので 現在のトレード環境(ツール) をご紹介してみたいと思います。

 


◆ トレードツール紹介

(使用ツールと取引環境について)

今回は、私が普段どんな環境でトレードしているのか、ツールと口座について紹介します。


✅ 使用ツール:MT4(MetaTrader4)

チャート分析に使用しているのは MT4(MetaTrader4) です。

  • シンプルで見やすい

  • 動作が軽い

  • テクニカル分析がしやすい

  • スマホでも使える

世界中で使われている定番ツールで、必要な機能がコンパクトにまとまっているので扱いやすいです。

このブログやSNSに掲載しているチャート画像は、 MT4で表示した画面をキャプチャしています。


✅ 使用口座:XM(理由は「レバレッジの柔軟さ」)

私は XM の口座でMT4にログインしてトレードしています。

「なぜXMなのか?」と聞かれることがよくありますが、
理由は レバレッジを柔軟に使えるから です。

国内FXではレバレッジが 25倍に制限 されていますが、
XMでは 1000倍(口座タイプによる) まで設定できます。


✅ 高レバレッジのメリット(制限速度の例え)

レバレッジを 車の性能 に例えると、こうなります。

レバレッジ 車のイメージ
25倍 最高速度100kmの車
1000倍 最高速度300kmの車

高速道路に制限速度(=リスク管理)があるのなら、

性能が低い車より、性能が高い車の方が“余裕がある”。

レバレッジも同じで、
高いから危険ではなく、踏みすぎなければ安全。


✅ レバレッジで「損失が増える」は誤解

レバレッジが違っても、同じロットで取引するなら損益は同じです。

違うのは「必要な証拠金」です。


📊 必要証拠金の比較(例:同じ取引量の場合)

レバレッジ 必要証拠金 損益(同じロット)
25倍 40,000円 ±1,000円
1000倍 1,000円 ±1,000円

➡️ 必要証拠金が40分の1になるだけ。
➡️ だから、資金に余裕を持ちながら取引できる。

リスクはレバレッジではなく、ロット管理で決まる。


✅ 私がXMを使っている理由はこれに尽きる:

高レバレッジのおかげで、少ない資金でもチャンスを広げられる。

重要なのは大きく張るために使うのではなく、
小さな証拠金でポジションを分散できる “余裕” が作れる。


◆ まとめ

  • チャート分析は MT4

  • 口座は XM(レバレッジの柔軟さが理由)

  • 高レバレッジは 危険ではなく「性能」

  • リスクは ロット管理で決まる

ツール選びはトレードの快適さに直結します。
自分のスタイルに合う環境を選ぶのが一番だと思います。

ご興味があれば、
下記より口座開設をしてもらえると嬉しいです(笑)

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