遂に注目のFOMCが今日明日とで開催され、
明日の終了と共に政策金利およびコメントが発表されます。
事前予想では0.75%の利上げは確実とされており、
1.00%の利上げもJPモルガンのチーフエコノミストによると
ゼロでは無いが33%未満の確率はあるだろうということ。
3分の一の確率で1.00%の利上げを行うという事ですから、
マーケットは固唾をのんで結果を見守っています。
現在の動きを見てみると、
ドルインデックス
先月発表された米国CPIから110のラインを意識した動きが続いています。
まるでスタートラインに立つ徒競走の選手のようで、
たまにフライングしてスタートラインを超えているように見えませんか(笑)
そんな動きの中で、
ドル円
ドル円は現在143円の半ばでスタートを待っている状態です。
実際に政策金利の発表後、上昇するかどうかは分かりませんが、
1%の利上げで年内後に開会されるFOMCでの見通しに触れるようなことがあれば、
相当な反応がある事が予想され、
以前からお伝えしている147円が再び意識されます。
次に、
米国10年債金利
こちらは8月から完璧ともいえる右肩上がりのチャートで、
ほとんど抵抗なく前回6月の水準を抜け3.5%を軽く上回っています。
ちなみに、
米国2年債金利
こちらは既に4%に迫る勢いで上昇を続け、
逆イールド状態になっていることが分かります。
逆イールドは簡単に言えば、
本来、金利は期間が長くなればなるほど高くなるものですが、
将来の景気が悪いと予測される場合に、
長短金利の逆転現象が起こるという事なのですが、
詳しくは逆イールドで検索をお願いします!
そして、先行きの景気が悪いと判断されているっていう事なので、
米国株式市場は現在軟調な展開になっているという事です。
その中の一つのチャートを見てみましょう。
S&P500
7月に付けた安値には到達していませんが、
9月の戻り高値からだと半値以上下落しているのが分かります。
前にもお伝えしましたが、
今は積極的に買い向かうのではなく、
ちまちまと仕込みをすることに注力する方が良さそうだという事ですね。
それと、金利上昇という事でこれまた軟調な
このブログでもたびたび登場するゴールドですが、
サポートとなっていた1トロイオンス1680ドルを割り込んでしまったがために、
今度はこれまでサポートラインだった1,680が頭打ちのレジスタンスライン(抵抗)となってます。
この動きは、とてもよくみられるものなので、
相場を始めたいなという方は覚えておくと良いかもしれません。
これまでサポートされてきたところで買う人が大勢います。
その人たちは、
割り込んでしまったことで損失になったわけですが、
損切をしたくない。
そうなるとプラマイゼロで逃げたいと考える人が出てくるために、
以前サポートラインとして強ければ強いほど、
戻ってきたときにはレジスタンスとなる場合があるってことです。
チャートには人の心理が反映されるので、
見方を覚えるととても楽しいですよ。
取り急ぎ、明日の発表でどのような動きになるかは分かりませんが、
長期投資をされている方については、
一喜一憂せずにどしっと腰を据えることが大切です。
いつの時代も、
損をするのは慌てて行動する人だという事をお忘れなく。
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