いよいよ来週の13日に今年最後となるFOMC(連邦市場公開委員会)が開催され、
同日CPI(米国消費者物価指数)の発表があり、
そして翌14日には政策金利が発表されます。
※米国政策金利の発表は日本時間の15日朝方4時ごろ。
マーケットでは0.5%の利上げで確定だろうといった見方が大勢を占め
4.25~4.50%は完全に織り込み済みとなっているわけですが、
注目は2023年の見通しについての発言です。
先日発表になった米国雇用統計前までは、
ターミナルレート(金利最終到達点)は4.75~5.00%でしたが、
11月の非農業部門雇用者数が26万3千人増と市場予想を上回り、
失業率も3.7%と横ばいだったため
いまは5.00~5.25%に引き上げられています。
日本の政策金利はずっとマイナス0.1%ですから
その差は広がる一方ですね。
では、為替市場を見てみなしょう。
まずドルインデックスの動きは?
105を割り込み104を試す動きになっています。
これを受けてドル円はというと、
先日止まり目と見ていた135円台後半を割り込み133円台を付け
現在は再び136円台に戻っています。
一度は割り込んだものの135円の抵抗ラインはかなり意識されており
FOMC前という事もあって小動きになっています。
もし政策金利発表後に下を試し131円台まで来るようなことがあれば、
久しぶりに大きく張ってみようと考えてます。
※あくまでも個人的な意見です。投資の判断はご自身で。
参考まで
ポンドドルとユーロドルのチャートを載せておきます。
ポンドもユーロもかなり良いところまで戻しましたね。
そんな金利アゲアゲな状況下にありながら、
結構しっかりとした動きをしている株式市場!
米国の主要3指数を見てみると、
今年10月の安値から大きく切り返しており、
S&P500やNASDAQ100は依然として下落トレンドにあるものの
NYダウに関しては良い傾向にあります。
とは言え完全に上向きに転換するのはまだ先で
金利が落ち着く来年中旬くらいになると思いますが
最悪期は脱したものとみています。
ただちょっとした懸念材料があり、
このチャートの主が最悪な結果にならなければ良いなと思っていたのですが
資金流出も落ち着き40億スイスフランの増資も完了したという事で、
取り越し苦労になりそうでちょっと安心しています。
このチャートの主にもし万が一などという事があれば、
リーマンショックどころの騒ぎではありませんので
まだ当面は動向を見守っていきたいと思います。
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