マーケット情報 7月FOMCが終了、米国利上げ2か月連続0.75%

2022年5回目となるFOMCが終了し、

米連邦準備理事会(FRB)は

政策金利を0.75%引き上げ2.25ー2.50%としました。

 

 

米国政策金利推移

 

(Investing ドットコムより)

 

事前予想でも0.75%が濃厚とされていたために

マーケットには大きな混乱は見られず、

一安心といったところでしょうか?

 

それと会合後のパウエルFRB議長の会見で、

今後の政策の方向性について会合ごとに判断するといった発言があったことで

次回以降も同様の利上げを行うことに言及しなかったことが、

マーケット参加者に安心感を与えたようです。

 

 

結果、海外投資をされている方にとって最も気になる為替を見ると、

 

ドル円チャート

利上げが行われたにもかかわらず、

ドル円は先日付けた139円台から4円ほど下落して135円台半ばにいます。

ちょうどこの価格は、上から二本目の赤いラインになりますが、

このラインはずーーっと過去を遡ると、

 

20年前の高値であることが分かります。

この水準を割り込んでくれると、

131円までは割と簡単に落ちてくれそうなのですが、

 

ドルの強弱を示すドルインデックスを見ると

ドルインデックス

106を割ってくるかがポイントになりそうです。

 

 

また、株式市場は為替同様に今回の利上げは織り込み済みという事で

昨日は米国主要指数全てが大幅に上昇を見せ、

 

S&P500チャート

 

 

ナスダック100チャート

 

NYダウチャート

 

 

3指数ともに6月の安値からは、

緩やかながらも切り返しの展開が続いています。

このまま先月の高値を上回ることが出来れば、

株式市場の反発に勢いがつきそうです。

 

そこで注目しておきたいのが恐怖指数と言われる

VIX指数チャート

 

 

ここ数か月、世界的なインフレ、新型コロナやウクライナ問題などで

かなり上下動の激しかった同指数ですが、

今月はかなり落ち着いた動きになっているため

投資家心理が前向きになっていることが伺えます。

 

2022年前半はわたしたち投資家にとって

忍耐が試される機会が多かったわけですが、

ここを乗り切れるかで

将来大きな差が生まれることは歴史が証明しています。

 

また2022年後半は食糧問題が取り沙汰されることが

懸念されていますが、

 

その時に慌てるのではなく、

何事も事前準備が大切だという事。

今密かに缶詰を蓄える人が増えているようですね?

 

 

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