マーケット情報 円買い介入の影響と今後懸念される材料

先月22日に行われた円買い介入。

2兆8千億円投入したことで145円台から一瞬140円まで下落し、
あっという間に戻ってしまったわけですが、
結果起きていることは、
ドルが下落しても円が買われない事態に陥っています。

 

まずここ最近のドルインデックスの動きを見てみると、

9月28日から10月4日にかけて4%ほどの下落がありました。

それに合わせ、
円同様に下落をしていたポンドやユーロといった通貨は上昇をしたわけです。

 

(まだまだ下落トレンド継続中ではありますが、、、)

 

しかし、
ドル円のチャートを見ると

 

 

円高ドル安=下落
とはならずに、ほとんど動きが無く145円手前でぴったり止まった状態で、
完全に蚊帳の外ですね。

 

今後来月再来月と二か月連続してFOMCがあるわけですが、
その時には再度上昇してくるでしょうから、
とても危険な状態だと言えます。

 

また一方で、
ドルが下落したことによって上昇を見せたのがゴールドですが、

 

 

安値から6%強切り返して重要な節目であった1680ドルを回復し、
直近の抵抗ラインである1730ドルまで一気に切り返しています。

 

そこで久しぶりにチャートを見て、
お!これはと思ったのが、
シルバーです。

元々先行して下落していたこともありますが、
かなり底堅い動きになっていて
見た感じですと下落トレンドが終わった可能性があります。

すなわちゴールドも後追いでトレンド転換するかもしれないってことですね。
個人的にちょっと楽しみです。

 

さらにゴールドの上昇を後押ししてきそうな材料がもう一つ。

まだ大きな話題にはなっていませんが、
欧州系投資銀行であるクレディスイスが危険な状況という話が出ていて、
もしもの事態に陥ってしまった場合には、
リーマンショックなどとは比べ物にならない規模の影響がでるとのこと。

念のため今後の動きに注意しておいた方が良さそうです。

 

さて最後に、
個人的には現状ほとんど興味が無くなってしまっているビットコインについてのコメントを少し!

 

2020年後半から爆発的な上昇を見せたビットコインですが、
6月の下落以降2万ドルを挟み、かなり落ち着いた値動きになっています。

これをみて、
やっぱり相場っていうのは面白いなと持ったのですが、
相場の格言で、

「半値八掛け二割引」

というのがあります。

 

これは株価がピークを付けた後の下落の目安として使われる言葉で、
よく仕手化した株の下落目途を予想する時に使っていたものです。

 

今回ビットコインの高値は約69000ドル
これの半値八掛け二割引きを計算すると22080ドルになります。

まぁザックリとになりますが、
この辺りが居心地良いのかもしれませんね。

 

 

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