最近HSBCに関するサポートのご依頼をいただいた方の中で、
非常事態がほぼ同時に2件発生したために
以前も何度か同じように注意喚起を行っていますが、
あらためてご紹介しておきたいと思います。
ATMカードの有効期限をチェックしましょう!
もし、お手元にあるATMカードの有効期限が過ぎているようであれば、
早急にATMカードの再申請を行ってください。
またATMカードがどこに行ってしまったかわからないという方も同様に
再申請を行いましょう。
本来であれば、有効期限が切れる前にご自宅へ新しい有効期限が記載された
ATMカードが郵送されてきます。
手元に新しいカードが無いということであれば、
インターネットバンキングにログインしてeStatementをチェックし
住所が現在の自宅になっているのかを確認します。
この段階で、古い住所のままであったり
身に覚えのない香港の住所になっていた場合には、
これまた早急に住所の変更を先に行ってください。
住所変更の手続きは、
書類をHSBCに郵送する方法とインターネットバンキング内で変更する2種類あります。
モバイルセキュリティキー(スマホアプリ)またはセキュリティデバイスをお持ちであれば
書類の郵送費用がかかりますので、
インターネットバンキング内での変更がおススメです。
(HSBCに書類を郵送される場合には、
郵便局のEMSなど必ず追跡可能な方法で送りましょう)
また、インターネットバンキング内で登録住所が間違えていない場合には
郵送事故などで自宅へ届かなかった可能性があるため
ATMカード再申請を行いましょう。
ATMカードの再申請については、書類での申請のみになります。
そして無事、自宅へ新しいATMカードが届いた際には、
かならず後回しにはせずにその日のうちにお近くのコンビニエンスストアに行って
残高照会か少額の引き出しを行いカードの有効化をお済ませください。
これを放置してしまうと、
せっかく手元に届いたATMカードは無効になってしまうので
ご注意ください!
ここまでは前振りですので、
本題に入ります。
今回、重なったサポート依頼というのは、
ATMカードの暗証番号(PIN)がわからずに
再発行したいという依頼でした。
ヒアリングを行った結果一年以内には、引き出しをしていたということで
凍結もされていないようですし、
問題ないと判断して通常のATM暗証番号のサポートを行ったのですが、
申請を行ってから自宅へ届いたのは新しい暗証番号(PIN)ではなく、
下記の書類でした。
要約すると、
ATMカードの暗証番号の申請をもらったけど、
あなたはHSBCにATMカードを発行したという履歴がないので、
ATMカードを申請してくださいね!
という内容です。
通常であれば、
「なんだ、そうなの?じゃあ申請するか」
で済まされそうですが、、、
ここには重大な問題があります。
HSBCはATMカードの再発行はご自宅へ郵送してくれますが、
ATMカードの新規発行は、
郵送での受け取りはできず、銀行窓口での受け渡しだけになります。
したがって、香港に取りに行く必要があるということです。
とはいえ、海外に住んでいる場合には渡航が困難な場合もあるため
香港へ行かずに受け取る方法が1つだけあります。
それは、
代理人を立てて受け取ってもらえるということ。
香港に知人がいればその人へ書類を送って
代わりに受け取ってもらうことができるということです。
ただ、今回サポートをご依頼いただいた方々は、
香港に知人がいらっしゃらないということでしたので
代理の受取についてもサポートをさせていただくこととなりました。
では、なぜ今回HSBCのデータにATMカードを発行したという履歴が
無くなってしまったのかという点ですが、
HSBCがATMカードを再発行してから
有効化されずに1年ほど放置してしまうと
発行したという履歴が消去されてしまうようなのです。
あとで発覚したのですが、
今回サポートを依頼されたお二人は実際に引出したのは1年以上前だったようで、
記憶があいまいだったようです。
サポートをご依頼いただく際にヒアリングを行いますが、
記憶に自信がない場合には
なんとなくでお答えいただかずに自信がない旨をお伝えいただいた方が
前もって注意事項をお伝えできるので正直にお答えください。
ATMカードの再発行にはルールがあり、
HSBCがカードを郵送して90日以内に有効化を済ませないと
カードは無効化され使用できなくなります。
ただし、この場合にはHSBCに電話することによって有効化の延長が可能。
とはいえいつまでも延長ができるわけではなく、
一定の期間(1年と思われる)放置すると
HSBCのデータ上でATMカードを発行したという履歴が削除されるということです。
とにかく、こうした面倒なことにならないように
重要項目として、
住所が変わったのであれば、すぐに変更手続きを行う。
そして、有効化など面倒なことは後回しにしない。
あとで余計に面倒なことになる可能性があるということですね。
HSBCについて、お困りごとがございましたら、
まずは一度お気軽にお問い合わせください。
また、国内の銀行に比べて管理が面倒に思われるかもしれませんが
いくつかのコツさえ押さえておけば、
非常に使い勝手もよく外貨の資産管理には
重要なアイテムであることは間違いありません。
なのでできるだけ早急に、日頃の感謝を込めて
HSBCのコツを学ぶ無料セミナー
を開催したいと思います!
そして、以前お伝えしましたが、
狭き門ではあるものの
HSBC香港の口座開設が可能となっていますので、
新規口座開設を希望される方は
ご連絡ください。
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