前回のブログでドル円が重要な壁を越えて
153円台に乗せてしまったことをお伝えしたわけですが、
大きな抵抗だったことを裏付けるかのように、
(大きな抵抗は抜けると早い)
その後も勢いが止まらず、早くもドル円は155円目前まで上昇してきました。
前回もお伝えしたように、
米国のCPIが予想に反していることにより利下げが遅れるとの見方から
現在米国10年債利回りが上昇しており、
それに併せてドルインデックスも上昇していることが要因になっています。
そしてこちらも前回お伝えしたように、
ドルインデックスは一つ目の赤いラインを越えてきており
次なる107の非常に重要なポイントまであとわずかと迫ってきています。
そうしたことからも、
ドル円は心理的な抵抗である155円はあくまでも通過点になる可能性が高く
157、160円と更なる円安が続くものと見ており
もしドルインデックスが107を超えてくるようなことになれば
更にこの動きは加速すると見ています。
また一方で好調だった米国の株式市場にも動きが出ており、
高値からの調整色が強まっています。
この米国指数の調整の目安は、
一番上の赤いラインであり、そこで切り返すことができない場合には
かなり大きな調整になると見ています。
日経平均も見ておきましょう。
黄緑のラインが1989年につけた史上最高値ですが、
このまま先月に付けた安値を下回ってくると
こちらもかなり大きな調整になると見ています。
株式市場は要注意ですね。
そして最近またニュースでも取り上げられることが多くなってきた
ゴールドはどうなっているのかというと
これだけドルインデックスが上昇をしているにもかかわらず
私が引いているチャネルラインの上限にタッチし
上昇が続いている状況です。
若干の懸念材料としては、
チャネルラインの上限にタッチした際のローソク足が
長い上ヒゲの陰線だったこと。(反転しやすくなる)
ただ、翌日のローソク足は逆に
長い下ヒゲの陽線だったので、
高値を超えてくればさらなる上昇が見込めるという事になると思います。
何にしても、
これだけ円安が進んでくると前回もお伝えしたように
慌てて海外投資から撤退をする人が増えてくるわけです。
しかし、お伝えしているように
円安はこれから本格化する可能性が高く
積立が厳しくなって減額や一時的に積み立てを停止をするのであれば
止むを得ないとは思いますが、
もし解約をするのであれば日本に戻すのではなく、
解約返戻金を別の安定した利回りの見込める証券に乗り換える
という選択肢があることをお忘れなく。
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