いつの時代になってもなくならないものの一つとして
詐欺があります。
中でも特に多いのがフィッシング詐欺であるのはご承知の通りです。
最近では証券会社のログイン情報が盗まれ、
勝手に保有株を売却されて見知らぬ品薄中国株を購入され値が上がったところで
詐欺グループが事前に購入した株を売り抜けられてしまう。
という被害が多発しているようです。
そういわれてみれば、
わたしの迷惑メールフォルダにもこれだけのメールが届いていました。
くれぐれも、詐欺メールには騙されないようにしましょうね。
そして、怪しげなウェブページには近寄らないことも重要です。
ここまではいつもの注意喚起です。
本日ご紹介したいのは、
メールではなく海外から送られてきたレターのお話です。
海外投資をしていると、
以前よりは少なくなったものの
いまでも年次レポートが届くものがあったりします。
ご連絡いただいた方も、いつもとは形式が違ってはいるものの
そういった海外保険会社からのお知らせかと思って
開封したようなのですが、
中身を見ると
※他の方が被害にあわれないようお役立ていただければとご提供いただきました。
このようなレターが同封されていたようです。
いわゆる詐欺レターなわけですが、
怖いのは名前も住所もブラックマーケットに流出してしまっているという事。
しかも、こちらの方の資産状況も
把握しているのかもしれません。
どこから流出してしまうのか恐ろしいですね。
そこで、物は試しということで、
いただいたレターをChat GPTにご意見を伺ってみました。
回答がこちら 👇
このレターはほぼ確実に詐欺です。以下にその理由を詳しく説明します。
✅ 詐欺であると考えられる理由
1. 典型的な「遺産・保険金詐欺」パターン
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「知らない親族が亡くなり、あなたが保険金の受取人になれる」としています。
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このような「見ず知らずの親族」から多額の資金(今回でいうと 11,550,300ドル)があるという話は、詐欺の常套手段です。
2. “同姓同国籍だから受け取れる”という非現実的な主張
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相続や保険金請求は、血縁関係・法的代理権・遺言状などが必要です。
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同じ「姓」と「国籍」だけで受け取れることは絶対にあり得ません。
3. 不自然な文面
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日本語の文法は比較的自然ですが、ビジネス文書としてはやや不自然で、法律事務所のプロフェッショナルな文書とは思えません。
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たとえば「総資金の90%を分配」「慈善団体への10%寄付」などの表現は、詐欺によくある説得手法です。
4. 返事を促し、協力を求めてくる
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「あなたが正当な受取人であることを証明すれば」などの言い回しで、返信や個人情報の提供を誘導しています。
5. 「完全にリスクがない」と断言している
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これも典型的な詐欺で、「リスクなし」「完全に合法」などの言葉を多用して安心させようとします。
📌 詐欺の決定的なサイン(2ページ目)
1. 連絡先メールアドレスが信頼できないドメイン
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〇〇@〇〇ticedept.ca
と〇〇@〇〇dleyscar.com
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公式の政府機関や法律事務所であれば、通常は
.gov.ca
や.law
などの信頼できるドメインを使用します。
→〇〇dleyscar.com
は、存在しない、もしくは詐欺のために作られたサイトの可能性が極めて高いです。
2. 「第三者には一切知らせてはならない」など、秘密保持を強調
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「他の誰にも知らせてはいけない」「シュレッダーにかけて捨ててください」などの文言は、詐欺が発覚しないように仕向ける常套句です。
3. 「今すぐ返信しろ」「あなたにしか送っていない」などのプレッシャー
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こうした文言で冷静な判断をさせず、連絡を取らせようとしています。
4. 「法的準備もある」「責任は負う」など、信頼を装う表現
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詐欺師は「合法である」「責任をもって進める」などの言葉であなたを安心させようとします。
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しかし、相続や保険金の受け取りには、きちんとした法的手続きと正式な書類が必要であり、「名前が同じだけで代理人にする」などというのは完全に違法です。
✅ 結論:この手紙は100%詐欺です
あなたがすべきことは以下の通りです:
❌ 絶対にしないこと:
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返信しない
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メールを送らない
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名前や住所、電話番号を知らせない
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書類やIDを送らない
✅ すべきこと:
-
無視して破棄(シュレッダーにかけるのは詐欺師ではなく、こちらから!)
-
不安なら消費者庁や国民生活センターに相談
とまぁ、ご厚意の元に情報提供いただいた資料ですので
皆さんも引っかかることはないとは思いますが、
こうしたレターが海外から届いたというのであればご注意ください。
【ただし!】
今回紹介したChat GPTを使用するにあたっての注意事項があります。
Chat GPTに質問をしたからと言って、
本当のことがわかるわけでもないということです。
何故なら、結局のところAIとは言えども、
情報の元ネタはネットにある情報になります。
そうすると、
例えば一昔前まで頻繁に行われていた
他人が紹介する商品はとても悪いものであると紹介し
ほかの商品を陥れて自分の薦める商品に誘導したり、
このIFAはこうした悪い噂があるよとおどして
自分が紹介するIFAは安全なのでと移管を促すためのブログが
今でもたくさん存在します。
そうすると、そこに書かれた情報もChat GPTには材料となるわけです。
そして、今回私が行ったように
気になって自分が契約している商品やIFAを検索すると
ネガティブな要素がChat GPTから打ち出され不安になる方も多く、
さらには、新たに投資をしようと思った商品や仲介するIFAのネガティブな情報で
申し込みを取りやめるということも起きているようです。
ブログの記事では信用が薄くても
Chat GPTが言うならと信じてしまう人がいるということですね。
注意していただきたいのは、
例えばChat GPTで質問をすると回答のソースとなる元ネタ(リンク)が貼ってあったりします。
その元ネタが書かれた意図をご自身で判断するしかないということになります。
海外投資に関するご相談がありましたら、
お気軽にご連絡ください。