弊社のメイン業務である海外投資をされている方からの相談が、増えてきました。
増えることは非常に嬉しいのです。
しかし、悲しくなることもしばしば。
困った相談
「昔、友人の勧めで海外の投資を契約したけど、どんな内容なのか全く分からない。
確認しようにも、友人とは連絡がつかなくなってしまって、手元にある資料も英語なので全く分からないから教えて欲しい。」
というものでした。
これまでかなり長い期間、国内外の金融に携わる仕事をしてきましたが、とても残念で悲しくなる事があります。
それは、ご相談者が、金融に対して免疫が無くリテラシーが低すぎること。。。勿論、ごくまれにです。
金融に対する免疫が無い
私自身、1987年に証券会社へ入社し、そこから23年ほど証券界に籍を置いていましたが、
まずそこで感じたことは、営業マンの言いなりになって取引を繰り返す人があまりにも多かった。
というより、ほとんどだったといった方が正解かもしれません。
もちろんお客さんにしてみれば、プロのいう事ですから聞いてしまうのも仕方ないのかもしれませんね。
しかし、大した理由もなく商品(投信もしくは個別銘柄)の乗り換えを勧められ、
何も疑うことなく二つ返事で従ってしてしまう方がかなりの数いらっしゃいました。
(もちろんすべての営業マンが理由もなく乗り換えを進めているわけではありません)
そんなお客さんは大概、自分が契約した投信の内容を知らなかったり、
下手するとどんな銘柄を持っているのかすら知らないなんてこともザラにあったのです。
当時は、気にも留めずそれが普通でしたが、今になって思うとひどいですよね(笑)
基本、国内だろうが海外だろうが、投資をされるということは良いことだと思います。
ただし、最低でも下記の内容くらいは知っておきたいものですね。
そして、知っておくだけではなく出来れば家族には、どういったものを契約しているのかを伝えておきましょう。
投資をするなら最低知っておくべき内容
・商品を組成している会社名
・商品の名前
・満期
・支払金額(支払総額)/購入価格
・誰から?どこの会社から購入したのか?
これらすべてを理解していない人からの問い合わせが来ると、困ってしまいます。
解決手順
1.ご自宅にある証券に関係すると思われる書類を全て引っ張り出してもらう
2.会社名と証券の名前を確認する
3.契約内容の確認をする
おまけとして、何処(IFA)を経由して契約したのかを調べる
といった作業へと続いていくわけです。急ぎで手続きをしなければならない相談事も多く、
このやり取りは非常に厄介この上なく、時間がかかります。
さらに厄介になるのは、まだ契約者ご本人からの相談なら良いのですが、
ご契約者様がお亡くなりになっていたりすると、もう大変です!
ご相談に来られる方は、全く何も理解しておらず何から手を付けていいのかがわかりませんから、
下手をすると出張して調べるなんてことも。。。そうなると費用も相当掛かってしまいます。
そのため、海外投資をされている方は、
万が一のことを考えてご家族に自分がどのような投資をしているのかを伝えておく方が賢明です。
中には、自分が受け取らないのだから知ったこっちゃない!っていう厳しい方もいますが、
残された方のためにも、伝えておくことをお勧めします。
何はともあれ、海外投資でお困りになっていることがあれば、
ひとりで悩んでいても解決せず時間ばかりがかかってしまいます。
餅は餅屋にお任せください。時間はとっても貴重ですからね!
これまで様々なお困りごとを解決してきた、経験豊富な弊社のスタッフへ一度ご相談ください。
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