以前にも何度かお伝えしていますが、
RL360、フレンズプロビデント、ITAなどの証券には
WL(ホールライフ)バージョン
CR(キャピタルリデンプション)バージョン
の2つの種類があります。
簡単に説明をすると、
WLは、保険機能が付いているもので
CRは、保険機能が付いていないという事です。
まぁ、保険機能といってもご契約者がお亡くなりになった場合、
お手続きを行った時点の時価総額に1%保険が上乗せされて
受益者(死亡時受取人)へ支払われるというものです。
そこで注意するポイント!
・WLは保険機能が付いているために、受益者の設定をしておくことが重要
・WLは受益者の設定をしていない状態で、契約者が死亡すると非常に手続きが面倒なうえ
莫大な費用(数百万)がかかってしまう
・CRは保険機能が無いために、受益者を設定することはできないが
似通った手続きを行う事が出来る
・CRは受益者の設定(似通った手続き)をしていない状態で、
契約者が死亡すると手続きは面倒ではあるもののWLほどでは無い
フレンズプロビデントの証券を例に挙げて、
WLバージョン、CRバージョンそれぞれに必要なものをご紹介します。
まずはWLバージョン
・氏名(ローマ字)
・敬称
・契約者との関係
・身分証明書(パスポートまたは運転免許証、保険証番号)
・国籍
・生年月日
・メールアドレス
・住所
・連絡が取れる電話番号
・複数名を設定する場合には、受け取り比率(合計で100%にする)②緊急連絡先人の情報
・氏名(ローマ字)
・生年月日
・電話番号
・メールアドレス
・住所
続いてCRバージョン
(チェック)①契約者の納税番号(マイナンバー)
②受取人の情報
・氏名(ローマ字)
・敬称
・契約者との関係
・身分証明書(パスポートまたは運転免許証、保険証番号)
・国籍
・生年月日
・メールアドレス
・住所
・連絡が取れる電話番号
・複数名を設定する場合には、受け取り比率(合計で100%にする)
③被信託人の情報(上記受取人が18歳未満の場合に、受け取りの管理、手続きを代行する)
・氏名(ローマ字)
・生年月日
・住所
・マイナンバー
④立会人の情報(受取人設定の手続きに係わるだけの人で、権利や義務は一切発生しない)
※契約者、受取人、被信託人以外で同居していない18歳以上の方
・氏名(ローマ字)
・生年月日
・住所
IFAによっては、設定を促してくれるところもありますが
多くのIFAでは契約後の事後手続きに関しては、
紹介者がそれぞれのお客さんを管理することになっているため
こういった面倒な手続きはやろうとせず、
そのまま放置している場合がほとんどです。
(そもそも、こうした手続きがあることすら知らない場合も?)
ここがポイント!のところでもご紹介したように、
正直、CRバージョンについては万が一設定をしていない状況で
不幸が訪れてしまった場合にも、
多少煩雑にはなりますが手続きはそこまで時間も費用もかかりません。
ただし!WLの場合にはそうはいきません。
もし、設定をしないでご契約者がお亡くなりになってしまうと
最悪保険金を受け取ることが出来なくなり、
保険金を受け取ることが出来たとしても、
非常に高額な費用が発生するだけではなく
手続きに何年もかかるという場合もあるというわけです。
では、自分の証券がWLなのかCRなのか分からない場合は
どうすればいいのでしょう?
ご自身で調べる場合には、
証券を引っ張り出してもらって確認していただくのが一番です。
WL
CR
※Capital Redemptionという表記があります。
証券が何処に行ったか分からないという場合には、
契約した時期によってある程度判断することができますが、
証券によってはCRの時期でもWLだったりすることもあるので
IFAに問い合わせするのが一番です。
フレンズプロビデントの場合は2010年の中頃から
WLからCRへと移行していることが多く、
RL360の場合には、2017年の中頃から移行しています。
ただこれも、問い合わせ先が紹介者だった場合には
それすらもわからない場合があるので注意が必要です。
そしてなによりも、フレンズプロビデントの場合には契約してから
もう10年以上経つわけで、今までこうした案内が行われていない
IFAとの付き合いは考えた方が良いというのが正直なところです。
契約している証券のご相談がございましたら、
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