コロナ渦で、株式市場は落ち着きを取り戻しているのか?

株式市場は落ち着きを取り戻しているのか?

遂に日本でも事情事態宣言を出すことになりそうな状況ですが、マーケットの方は政府の対応に好意的で、今日の日経平均終値が756.11円高い18576.30円で終了となりました。

大きな下落を見せた3月から大量に入れている日銀の買い支えは今日は無かったようなので、純粋に自律反発での上昇だった模様です。

 

さて、最近の株式市場を見ると、いまだに大きな動きはありつつも、下値に対してはかなり強い印象を受けています。

これは、日銀だけでなく各国とも買い支えをしていることが大きな要因でもありますが、一旦の売り疲れが起きていると思われ、落ち着きを取り戻した後に訪れる実体経済をマーケット参加者が冷静に見たときの反応が、次の下値模索になると思われます。

 

 

米国指数の動き

米国の指標であるS&P500indexがどうなっているかというと

3月23日を底に2500ポイントを挟んでもみ合いの状況になっています。

実際のマーケットで付けていた安値は2191.86で、落ちる前につけていた高値が3393.52なので1201.66と34.41%も下落していたということですね。

 

相場の格言

因みに、最近はあまり聞かなくなりましたが、証券バブルのころは仕手株というのが持てはやされている時代であり、誰もが我先に仕手株に乗ろうと躍起になっていました。

しかし、上昇はいずれ下落をするもので、特に仕手株というものは根拠なく暴騰するものですから、一旦上昇をやめ高値を付けた際の下落というのが実にひどい!

そのため、逃げ遅れると大やけどを負うことになるわけです。そんな仕手株にはこんな言い伝えがあり、

「半値、八掛け、二割引き」

即ち、100÷2×0.8×0.8=32 高値から68%落ちれば止まるという、都市伝説かよ!とも思える言葉があります。

S&P500は仕手株ではありませんが、これになぞると、1085.92まで落ちれば底値だってことになりますね(笑)

大バーゲンセール!

 

今やるべきこと

過去に何度となくあった〇〇ショック!今回の急落は、「コロナショック」ともいうべきでしょうか?いつもの事ではありますが、急落後には急騰があります。落ちたところであわてるのではなく、今投資しているものに対してあらかじめロスカットを設定していなかったのであれば、戻ってきたときにどのように対応するのかを想定しておきましょう。

そして次の下落があった場合を想定して、持っている投資商品(株式やファンドなどを含む)を個別に査収して

・何があっても持ち続ける

・ここまでの損失が出たらロスカットする

・ここまでの損失になったら買い増しをする

と言ったことをあらかじめ決めておくようにしましょう。

 

お持ちの株式の投資判断は業法上できませんが、投資に関する考え方や動きの見かたについては、これまでの経験からお話しできることがあると思います。コンサルをご希望の方はご相談ください。

 

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