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前回、為替のことにふれたのが4月の8日

日本円が全面安に!から見る懸念材料

その後も円安は進み遂に注目していた125.8円を突破し

2002年3月以来2年ぶりの水準まで円安が進んでしまいました。

しつこい様ですが、

円安の要因は、他国が続々と利上げに舵を切り始めたのにもかかわらず

日銀は現状の金融政策を継続していく事を明らかにしたことで

金利差が拡大し続けることが確定してしまったためです。

 

そこで、前回もご紹介しましたが円の強さを表す

円インデックスのチャートを見て見ましょう。

 

円インデックスチャート

 

 

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もう一度説明しますが、

このチャートは円の強さを表すチャートになっているので

下に向けば円の価値が下がっていることになります。

注目は2015年の水準を割り込んできていることです。

 

残念ながら2008年以前の動きがわからないため

次の目安がわかりません。

そのため、いつものようにドル円のチャートを見てみましょう。

 

ドル円週足チャート

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わかりやすいように目指していくであろうポイントに

矢印と数字を記入しておきました。

次に目指すであろうポイントは赤い矢印の135円ですね。

その次が、147円でそのあとに160円が控えています。

よく円高になった時に行われていた為替介入はしないのか?

という事を聞かれますが、

 

円高の場合の介入は円を使ってドルなりを買いまくれば良いわけですが

円安の場合には外貨を放出しなければならないので

外貨準備高に限りがあるのでまずしないでしょう。

そもそも単独介入したとしても焼け石に水なのは明らかです。

 

一応直近の動きも見ておきましょうか。

 

 

ドル円日足チャート

 

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3月からの円安がえげつないですね。

 

通貨の下落といえば、

最近話題になっているロシアのルーブルが今どうなっているのか

ご存知でしょうか?

 

ルーブル円チャート

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下落したのもつかの間、

すぐに元の水準まで戻ってしまっています。

完全に今は円の独歩安だという事がお分かりいただけたでしょうか。

 

ちなみに、私自身が投資を始めたのが1987年ですが

海外投資を始めたのは2012年です。

2012年に始められたのは本当にラッキーでしたが、

当時は1ドル50円割れは確実だ!

という報道がされていてまだまだこれから円高が進むから

海外投資もまだ先のにすれば?

という意見もあったものの始めたわけですが、

理由は簡単。

・1分先のことすら誰にもわからない

・始めるならば早いに越したことはない。

・投資における最強の武器は時間。

 

為替の動きについて色々書きはしてますが、

要は可能性の話であって確実なものではありません。

唯一言えることは、

今が円高なのか円安なのかは後になってみないとわからないという事。

私が海外投資を始めた2012年から見れば円安ですが、

プラザ合意のあった1985年から比べればまだまだ円高であり

どの通貨が良いのかはわかりませんが、

ひとつの通貨の資産しかもっていないのはリスクであるという事です。

 

 

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Matsunaga Toshikazu