クレジットカード決済できない理由
私達がサポートさせていただいているお客様からいただく問合せの中でも、かなり上位にランクインするものとして、クレジットカードに関するものがあります。
その中の一つで先日連絡があったのが、
「クレジットカードの利用限度額を超えていないし、他のお買い物は決済出来ているにもかかわらず、決済が出来なかった」
というものです。
クレジットカードが決済できない理由は主に2つに絞られます。
①海外からの請求を、クレジットカード会社が自動的にセキュリティロックをかけてしまった。(国内での決済は問題無し)
②買い物(少額)は決済出来るが、積立(高額)には枠が不足している。
サポート事例
これまでお客様と対話をしてサポートしてきた経験から、比較的多いのは2つ目のケースになります。
例を挙げて説明しますと、
・クレジットカード限度額が50万円。
・毎月の積立額がUSD1,000。
・既に買い物で40万円使ってしまっているので残りは10万円。
上記の場合、10万円までのお買い物は出来ますが、現在の為替レート(約108円)ではカード手数料などを除く単純計算でも108,000円になるので、積立額のUSD 1,000は利用枠が足りず決済出来ないということになります。
他の買い物はできたということなので実際に、お買い物がいくらかであったか尋ねると大体1万とのこと。
他の決済は通常通り出来る=積立も決済出来る
ではないことは、お分かり頂けたかと思います。
最近は現金を持たないというのが主流になりつつあり、主にクレジットカードを利用していると今月いくら使ったのか分からなくなりますよね?さらに、複数のクレジットカードを持っていた場合には、どのカードでいくら使ったのかをわざわざ記録している方もいないと思います。
お薦めの方法として、海外の積み立ての支払をクレジットカードでやっている場合には、出来れば積み立て専用のカードを用意して、積立以外には使用しないのが一番です。積立を3つやっているのであれば、3つのカードが理想です。
カードを分けることによってのメリット
利用明細にはもちろん積立の履歴しか載らないため、何月の支払い時には為替レートがいくらだったのかがわかるため、為替の推移を理解できるようになるのと、その積立を日本円ベースでいくらつぎ込んでいるのかが把握できるようになります。
この、積立を日本円ベースでいくらつぎ込んでいるのかを把握するという行為は、将来的にもとても重要で、例えば満期を迎えたときに満期返戻金を手にした際には、日本に居住している限り申告が必要になります。その場合、いくら日本円で積立をしたのかを記録しておかないと、申告に不利になる場合があるのです。
海外積み立ての場合、期間が10年以上のものが多く、クレジットカードの利用明細を紙ベースで残しておくのは大変ですが、明細の写真を撮っておいてデータベースで保存しておくだけで良いと思います。保存先は、10年前と違ってハードディスクも1テラバイトで1万円を切るものもありますし、今の時代はGoogle フォトやDropBoXといった一定量までなら無料のクラウドサービス(管理上のリスクはありますが)も沢山あるため、そうしたものをうまく利用していくのも一つだと思います。
個人的には生活上、まだ、いつもニコニコ現金払い派ですが、職場周辺の飲食店の中には現金お断りのお店も多くなってきているので、私もいずれはキャッシュレス化の波に飲み込まれていくのでしょうね。
海外投資でお困りごとがございましたら、ぜひお問い合わせください。
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