新型コロナウイルスの影響でテレワークをされている方も多いことと思います。
そんな中で日本のハンコ文化のため、週に1回は印鑑を押印するために会社に出勤しないといけない会社がたくさんある。
というニュースを何度か見ることがありました。
ハンコ文化のせいでせっかくテレワークを導入しているのに、危険を冒して出勤しないといけなくなっているということです。
日本のハンコ文化自体が、グローバルスタンダードではないということが露呈したということですね。
海外での契約は
それでは、海外の場合は何がスタンダードなのかというと、サインをするというのがスタンダードです。
会社関係だけにとどまらず、例えばHSBC香港などの口座開設の場合も実印などが必要ではなく、
本人確認は全てサインです。
また、フレンズプロビデントやロイヤルロンドンなどの積立投資の契約や、
契約後の各種変更手続きの際も印鑑は必要なく、全て契約者のサインが必要です。
日本の方はハンコ文化で育っていますので、ご自身のサインというものを理解しにくいかもしれませんが、
海外投資をされるのであれば、サインに慣れる必要があります。
サインのスタンダードは?
では、サインとは具体的にどういうものを書けばいいのでしょうか?
本来はかっこよく英語の筆記体や芸能人みたいなサインを書きたいと思うかもしれませんが、
大前提として、『いつでも同じものが書けないといけません。』
実印と同じ役割だからです。
なので、多少違っているくらいあれば問題ありませんが、
筆記体でサインしたのかブロック体でサインしたのかを忘れてしまうなんてことになれば問題です。
一番良いのは、パスポートをお持ちであれば、パスポートの顔写真ページにサインを自署されていると思います。
それをご自身のサインだと思っていただくのが分かりやすいですね。
もし将来的にサインが何だったか忘れた場合も、パスポートを見ればサインは分かるからです。
ただしここでの注意点は、
パスポートを更新する際にも、前に書いたサインを真似て更新する必要があるということです。
私たちは海外投資のサポートを行っていますが、
契約後の様々な手続きを行う必要があり、手続きの際には書類を作成します。
その書類に、契約時のサインをする必要があるわけですが、サインは必ず契約時にしたものが必要です。
そのサインをパスポートに記載してあるものだと思い込み、更新した際に変えたのを忘れて新しいサインでしてくる人がいます。
そうすると手続きが行えず、書類の出し直しをしなくてはなりません。
よくあるのが、古いパスポートは漢字フルネームでサインをしていたが、人生経験を積んでいく中でいろいろなパスポートサインをする人がいることを知り
更新の時に筆記体のサインに変えてしまうという事があります。
なお、海外投資をされていて契約時のサインを変更したいという場合には、変更することができることがあります。
結婚などで、苗字が変わることがありますので、その場合には旧姓のサインから新姓のサインに変えるという具合です。
ご契約されている保険会社によっても違いますので、IFAに確認してみるといいかもしれません。
いずれにしてもこの新型コロナウイルスの影響が早く収まることを祈るのみです。
海外投資やHSBC香港のことなど、お悩み事がございましたら一度お問い合わせください!
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