RL360早期解約
以前の記事でフレンズプロビデント(FPI)の
早期解約手数料のお話をさせていただきましたので、
今回は、ロイヤルロンドン(RL360)早期解約手数料は
どれくらいかかるのかをお伝えします。
RLもFPI同様、いくつもの積立商品があります。
<積立商品一覧>
商品名 | 減額可能額(USD) | 初期口座※1(契約開始から) |
---|---|---|
Quantum | 300 | 18~24か月 |
Quantum 2015 | 320 | 18~24か月 |
Quantum 1 | 320 | 18~24か月 |
Quantum CR | 320 | 18~24か月 |
RPS CR | 280 | 18~24か月 |
※1 契約年数によって変化します。
10年→18か月
19年→19か月
20年→20か月
21年→21か月
22年→22か月
23年→23か月
24年以上→24か月
商品構造的にはFPIの商品と大きな差はないので、
減額や引き出し等の手続きについては割愛しますが、
FPIの積立商品と大きく違う点は、
契約期間中に積立を停止(Paid Up・Premium holiday)
をする場合です。
FPIの場合には、
積立を一時的に停止する場合のペナルティはありませんでしたが、
RLの商品の場合はペナルティが発生します。
解約の前に、一時停止について説明しましょう。
一時停止をする場合のペナルティは?
1・Policy feeのアップ
商品 | 通常Policy fee(USD) | 停止時Policy fee (USD) |
---|---|---|
Quantum | 7 | 11.25 |
上記以外のQuantum | 8 | 24 |
RSP(CR) | 7 | 21 |
毎月、累積口座(Accumulation Units)から引かれているPolicy feeが、上記表のとおりアップします。
2・Loyalty Bonusの減少
契約年数(年) | ボーナス率(%) | 契約年数(年) | ボーナス率(%) |
---|---|---|---|
30 | 7.50 | 19 | 4.75 |
29 | 7.25 | 18 | 4.50 |
28 | 7.00 | 17 | 4.25 |
27 | 6.75 | 16 | 4.00 |
26 | 6.50 | 15 | 3.75 |
25 | 6.25 | 14 | 3.50 |
24 | 6.00 | 13 | 3.25 |
23 | 5.75 | 12 | 3.00 |
22 | 5.50 | 11 | 2.75 |
21 | 5.25 | 10 | 2.50 |
20 | 5.00 | 5~9 | 0.00 |
満期時に受け取ることができるLoyalty Bonusですが、
停止してしまう期間が長ければ長いほど減少していきます。
ちなみに、最低でも10年間積み立てをしていなければ、
Loyalty Bonusは発生しません。
そのため、
もし現在積立が厳しくて停止しようかと考えている方で、
あと少しで契約から10年経つという場合には、
もう少し頑張ってみることをお勧めします。
継続する際に、現在の積立額ではなく減額してしまっても
問題ありません。
もちろん、将来的に積立を再開して
累積で10年以上積立をしていればボーナスの対象にはなりますが、
一度積み立てを停止してしまうと、
そのまま停止してしまう方が多いのが実際のところです。
それでは本題の解約手数料です。
早期解約手数料
早期解約手数料は、
初期口座から徴収される手数料です。
※積立商品一覧参照
残存年数(年) | 解約手数料率(%) | 残存年数(年) | 解約手数料率(%) | 残存年数(年) | 解約手数料率(%) | 残存年数(年) | 解約手数料率(%) | 残存年数(年) | 解約手数料率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25 | 87.5 | 20 | 81 | 15 | 71.5 | 10 | 56.5 | 05 | 34.0 |
24 | 86.5 | 19 | 79.5 | 14 | 69.0 | 09 | 52.5 | 04 | 28.5 |
23 | 85.5 | 18 | 77.5 | 13 | 66.0 | 08 | 48.5 | 03 | 22.0 |
22 | 84.0 | 17 | 75.5 | 12 | 63.0 | 07 | 44.0 | 02 | 15.5 |
21 | 82.5 | 16 | 73.5 | 11 | 60.0 | 06 | 39.5 | 01 | 8.0 |
例えば、25年の契約をしたにもかかわらず、
契約から2年経過後に解約手続きをしてしまうと
残存年数が23年になるので、
初期口座の85.5%が早期解約手数料として徴収されるということです。
つい先日、RLの解約に関するご相談をいただいたのでご紹介しておきましょう。
相談事例
相談者:
関西在住60代女性
相談内容:
商品を紹介してくれた人とは契約後一切連絡が取れなくなり、
RLに直接問い合わせようにも連絡先が分からず、
それ以前に全く英語がわからないのと
パソコンが得意ではないためメールを見たり送ったりすることすら難しい。
クレジットカードで積立をしていたが、
契約後二年程度で有効期限が切れているにもかかわらず
カードの更新手続きは行っていない。
年齢も年齢なので、
解約した方がいいのか?そのまま持っていた方がいいのか判断したい。
というご相談をいただきました。
弊社を知った経緯を伺うと、
お知り合いの方がHSBCの銀行口座がロックされてしまって
弊社にサポートのご依頼をいただいたらしく、
その方から紹介していただいたようです。
今回ご依頼いただいた方は、
パソコンが苦手ということでしたので、
Facebookやインスタグラムで弊社をお知りになったのではないと思いましたが、
口コミの偉大さを改めて実感した次第です。
さて、話を元に戻すと
今回ご相談いただいた内容の解決方法ですが、
まずはご自身の証券の現状を知っていただくために
RLのHPにてご自身のアカウントを開設していただき、
状況を確認してもらいました。
<状況>
1・初期期間は終了していたため、証券は失効になっていなかった。
2・クレジットカードの有効期限が切れたまま放置されていたためPaid Upの状態になっていた。
3・契約期間はまだ18年残っているため、解約すると初期口座から77.5%の手数料が発生する。
上記内容が判明したことで、この方が題した決断は・・・
<結果>
積立を再開し商品を継続することになりました。
幸い停止している期間が短く、
そこまで大きな影響は出ていませんでした。
今からでも十分に挽回することが可能との判断です。
<サポート内容>
1・契約されたIFAと連絡が取れない状況で
継続するのは困難との判断から、弊社と業務提携を行っているIFAへ移管。
2・積立の一時停止再開。
今後すべて、私たちがサポートを行っていくということで、
安心していただけたようです。
まだまだ国内には、
このような状況の方がたくさんいらっしゃると思います。
世代的にパソコンがあまり得意ではなく、
弊社のような企業があることも知らずに放置してしまっている方が。
そうなると、やはり重要なのは『口コミ!』
これに勝るものはないということかもしれません。
これからも一件一件のお問い合わせを丁寧に対応させていただきます。
とはいえ、いつも通り、
ネット検索で弊社にたどり着いた方はこちらからご連絡ください。
まずはお気軽いご相談ください。
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