海外投資 フレンズプロビデント(FPI) 早期解約手数料はどれくらいかかる?

収入の激減!その時の対応

昨今のコロナ騒動の影響によって、
収入が激減してしまったために積立が継続できなくなってしまった。
というご連絡をいただくことが増えてきました。

契約する際には、満期まで継続していくつもりでいても、
「人生山あり谷あり!」
何が起こるかわかりません。
良い時もあれば悪い時もあるということですね。

 

 

そうなった場合に、
契約者が取れる手段として以下のものがあります。

 

1.現在行っている積立額を減額する

2.現在行っている積立を停止する

3.累積口座(Accumulation Units)から引き出しをする

4.誰かに譲渡もしくは売却する

5.早期解約をする

 

の減額を行う場合に注意する点は、
フレンズの積立商品は複数あるため
商品によって減額できる金額が変わってくることです。

下記の表をご参照ください。

 

<積立商品一覧>

商品名減額可能額(USD)初期口座※1(契約開始から)
Premier Ultra(Int'l)150018か月
Premier(Int'l)150※218か月
Premier Ultra Advance100018か月
Premier Advance30018か月
Premier Ultra(HK)150018か月
Premier(HK)150※218か月
Premier Ultra Welth CR100018~24か月※3
Premier Welth CR30018~24か月※3
Premier Ultra CR100018か月
Premier CR25018か月

 

※1 満期までロックされます。
早期解約の場合、ここから解約手数料が発生します。

※2 250ドル未満の場合には、
積立額に対して5%のプレミアムチャージが発生するので、
150ドルまで減額してしまうと積立に回る金額が、
142.5ドルになってしまいます。

※3 契約年数によって変化します。
10年→18か月
11~15年→20か月
16~20年→22か月
21~25年→24か月

 

の停止をする場合の注意点としては、
初期口座の手数料に比べ累積口座の手数料が低いため、
累積口座に資金を投入してくことによって
全体的な手数料が低くなるという体系の商品のため、
手数料を低くしていくことができなくなります。

 

の引き出しをする注意点は、
2にかぶりますが累積口座の手数料が安く設定されているので、
基本的に累積口座が減ってしまうということは
手数料の高い初期口座の比率が上がり、
資産を増やすという点で大きなマイナスになります。

 

の譲渡もしくは売却となると、
相手を探す必要があるのであまり現実的ではありません。

 

の早期解約は最終手段になります。

 

私見になりますが、
積立を停止して再開できる見込みもなく、
引き出し可能な累積口座の資金を全て取り崩してしまうのであれば、
機会損失を考えてそのまま証券を保有するよりも、
解約してしまうほうが良いと思います。

 

 

では、早期解約をする場合には、
いったいどれくらいの手数料がかかるのか
というのが一番気がかりですよね?

 

 

早期解約手数料

 

本来、契約された際に証券と一緒に
商品説明のパンフレットが送られてきているので、
そこに記載があります。

ただし、全て英語表記なので、
どこに記載があるかわからないといったこともありそうなので、
ここでも紹介しておきます。

解約手数料は2種類あり、CRとそれ以外(WL)に分かれます。
※CRバージョンは保険機能のない商品です。

 

CRバージョンの解約手数料

残存年数(年)242322212019181716151413
手数料率(%)939087848178757268646057
残存年数(年)121110090807060504030201
手数料率(%)545148454239363024181206

WLバージョンの解約手数料

残存年数(年)242322212019181716151413
手数料率(%)878481787572696663605754
残存年数(年)121110090807060504030201
手数料率(%)514845423936333024181206

上記表を見て、結構手数料高いな!?
って思われた方がいるかもしれませんね。

残存年数が15年で60%、
10年でも45%の手数料になっています。

ただ、ここで注意してもらいたいのが、
時価総額全体から上記手数料率が発生するわけではない
ということです。

 

いくつか例を挙げて説明しましょう。

 

<例その1>

証券種類:Premier Ultra CR 

証券発行日:2008年3月3日

契約年数:25年

積立金額:1,000ドル

解約時時価総額:220,000ドル  

解約時の初期口座残高:40,000ドル

上記の場合、現在2021年7月なので、
13年経過しているため残存年数は12年です。

CRバージョンの解約手数料の表を見ると54%となりますので、
初期口座の残高である40,000ドルの54%である
21,600ドルが解約手数料です。

すなわち、解約した場合に手にできる解約返戻金は
220,000(時価総額)-21,600(解約手数料)=198,400ドル(解約返戻金)

これまで161か月間1,000ドルで
積み立ててきたとすると総額が161,000ドルになるので、
37,400ドルの利益ということになります。

 

 

<例その2>

証券種類:Premier Ultra 

証券発行日:2008年3月3日

契約年数:25年

積立金額:1,000ドル

解約時時価総額:220,000ドル  

解約時の初期口座残高:40,000ドル

 

本来はあり得ないのですが、
比較しやすくするために証券発行日を同じにしました。

現在2021年7月なので
13年経過しているため残存年数は12年です。

WLバージョンの解約手数料の表を見ると51%となりますので、
初期口座の残高である40,000ドルの51%である
20,400ドルが解約手数料です。
すなわち、解約した場合に手にできる解約返戻金は
220,000-20,400=199,600ドル
これまで161か月間1,000ドルで積み立ててきたとすると
総額が161,000ドルになるので、
38,600ドルの利益ということになります。

 

 

<例その3>

証券種類:Premier Ultra CR 

証券発行日:2012年3月3日

契約年数:25年

積立金額:1,000ドル

解約時時価総額:123,000ドル  

解約時の初期口座残高:20,000ドル

現在2021年7月なので
9年経過しているため残存年数は16年です。

CRバージョンの解約手数料の表を見ると68%となりますので、
初期口座の残高である20,000ドルの68%である
13,600ドルが解約手数料です。

すなわち、解約した場合に手にできる解約返戻金は
123,000-13,600=109,400ドル
これまで114か月間1,000ドルで積み立ててきたとすると
総額が114,000ドルになるので、
4,600ドルの損失ということです。

 

 

早期解約となれば、
解約手数料が発生してしまうために
大きな痛手であることは間違いないので、
あくまでも最終手段だとお考え下さい。

ちなみに上記は、あくまでも目安です。

解約する場合には
まず、現在の時価総額を知らなくては話になりません。
自分の時価総額を知ったうえで、
初期口座にどれくらいの資金があって、
どれくらいの手数料が発生するのかを解約手数料表に照らし合わせて調べます。

時価総額を知るのに一番手っ取り早いのが、
契約したIFAに問い合わせること。

もしくは、FPIのHPで自分のアカウントを作成して確認してみるのもありです。

正確な解約手数料・解約返戻金を知るには

本来、こうした解約手数料というのは、
自分で把握しなくても契約を仲介したIFAに問い合わせをすれば、
数日内には教えてもらえます。

ただ、フレンズプロビデント(FPI)の証券を契約されている方の中には、
自分がどこのIFAで契約しているのか把握されていない方が
少なからずいらっしゃるようです。

そうなると、
何をどうすればよいのかわからず、困ってしまいますよね?

 

 

FPIの証券でお困りの場合には、
弊社でお手伝いすることができますので、ぜひ一度ご相談ください。

お問い合わせはこちら

 

 

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