14日に発表された10月の米国消費者物価指数(CPI)は、
前年同月比で3.2%上昇と前月の3.7%を下回り、
市場予想の3.3%をも下回りました。
この発表を受けてマーケットは米国の利上げは打ち止めになるという見方が強まり
5.0%に達していた米国10年債利回りは4.5%を割り込み
ドル指数は節目である105を割り込む急落となりました。
12月12~13日にあと一回FOMCが開催されるわけですが、
ここでも利上げは行われない可能性が高まったようです。
米国10年債利回りチャート
ドルインデックスチャート
ドルが下落したことによって
ユーロやポンドは上昇し
ユーロドルチャート
ポンドドルチャート
ただ、
昨年10月21日の高値を目指していた円も
一時150円前半まで下落することになりましたが、
翌日には151円半ばまで切り返すことになりました。
まだまだ、トレンド継続中ですね。
完全にドルインデックスの動きとは連動しておらず、
円安傾向にあることがわかります。
かなり、昨年10月の高値が意識されているので
抜けてしまった時に加速がつく可能性が高いと思っています。
すなわち、155までが速いのかと。
せっかくなのでユーロ円のチャートも見ておきましょう。
こうしてみると、円安がいかに進んでいるかがわかりますね。
しつこいようですが、海外に行きにくくなりますよね。
ちなみにドルインデックスが下落しているため、
ゴールドの動きはどうなっているのかというと
そこまで目立った上昇はしていません。
ただし、右肩上がりのトレンドラインが機能しているように見えるので
次に先月の高値を抜けてくるようだと、
上昇トレンド入りとみても良いと思います。
個人的に10月前半の下落で拾えたのがうれしいです。
もちろん現物ではなくHSBCのペーパーゴールドです。
また最後に株式市場をご紹介しておきます。
S&P500
NASDAQ100
NYダウ
日経平均
米国の株式市場は、これだけ金利が上がっているにもかかわらず
異様に強いですね。
コメント