海外投資の基礎知識 RL360解約の問い合わせがまたしても増加

今年の夏は、異常な暑さが続きました。
しかし9月も終わりに近づき、
ようやく少しずつ過ごしやすさを感じられるようになってきました。

猛暑から解放されてホッとしたのも束の間、
ここ最近は再びRL360の解約に関するお問い合わせが増えてきています。
まるで夏バテで動きが鈍っていた人々が元気を取り戻したかのような印象です。

そして特徴的なのは、
以前と変わらず「契約からおよそ2年ほど経過したタイミング」でのご相談が多い点です。


RL360の解約についてよくあるご相談

面談の場でよく聞かれるご質問に、
「わたしのお金は戻ってくるのでしょうか?」
というものがあります。

シンプルな問いですが、
実際には契約年数や時期によって大きく変わるため、
正しく商品について理解しておくことが大切です。


25年契約の場合のルール

RL360で最も多いのが25年契約です。
この場合、最初の24か月間は解約できない仕組みになっており、
この期間中に解約すると解約手数料が100%となり、一円も戻ってきません。


2年を過ぎても手数料が発生する

2年を経過すれば解約は可能ですが、
残り期間が23年もあるため、初期口座(契約開始から24か月)には
85.50%の手数料がかかります。
さらに、契約から5年以内に解約をしてしまうと、
契約時に付与された「月々の積立額×6か月分」のボーナスが差し引かれる仕組みもあります。

結果として、返戻金がゼロになるわけではありませんが、
表面上の時価総額に比べると戻ってくる金額はかなり少なくなってしまいます。


【重要】商品自体が悪いわけではない

ここで誤解していただきたくないのは、
RL360の商品そのものが悪いというわけではないという点です。
もともと長期的な資産形成を目的とした設計になっており、
仕組みを理解して計画的に活用すれば、メリットを活かすことができます。

問題なのは、契約時にこうした内容を十分に説明しなかったり、
契約後のフォローを怠ったりする紹介者IFAにあります。

正しい情報やサポートがなければ、
せっかくの仕組みを生かせずに解約へと至ってしまう方もいるのです。


実際にあったご相談

先日ご連絡いただいたのは22歳の方で、ちょうど契約から2年が経過したタイミングでした。
つまり、20歳の時にオフショア投資を始めたケースです。
十分な説明がないまま契約をしてしまったために、後悔の気持ちが大きく、
投資そのものに悪い印象を持ってしまったとのことでした。
あと干支が一周すれば投資にかかわって半世紀となる私にとっては、
こんなに若くして、投資に目覚めたというのに許せない気持ちでいっぱいになりました。


不安を解消するために

投資で一番大切なのは、
「正しい情報を理解したうえで自分に合った活用をすること」
です。
もし疑問や不安を感じているなら、一人で悩まずに相談してください。
契約内容を整理し、ライフプランに沿って考え直すことで、不安は安心へと変わっていきます。

RL360も含め、長期投資は「仕組みを知らないから損をした」
と感じてしまうとネガティブな印象が残りがちです。
ですが、きちんと理解すれば、将来の資産形成に役立つ大きな味方になり得ます。

 

海外投資に関するご相談ご質問がございましたら
お気軽にお問い合わせください。

《ご相談いただく際のお願い》

※分かる範囲で構いませんので、
下記情報がありますと解決までの時間が断然違います!
・商品名または保険会社名
(例:RL360、フレンズプロビデント、インベスターズトラスト、サンライフ)
・契約日
・月々の積立金額
・契約年数
・IFA

また、何度かお伝えしておりますが
ご連絡をいただきますと当日か遅くても2営業日以内には
必ずメールにてご連絡をさせていただいております。
もし問い合わせをしたにもかかわらず連絡が無いなぁ?と思われた場合には
メールが届かない可能性もありますので直接お電話をいただければ幸いです。

関連記事