FOMC
注目されていたFOMC(連邦公開市場委員会)が、
14、15日に開催され閉幕。
現在のインフレ圧力に対して、
来年3月までに資産買い入れプログラムを終了したうえで、
2022年中に0.25ポイントの利上げを3回行うとの見通しを示しました。
本来であれば、
利上げ=株安
という図式が思い浮かぶと思いますが、
おおよそ想定通りだったということなのでしょうか?
今回は株式市場は大きく値を上げることとなり、
米国の主要3指数は午前の下落から一転!
ダウ工業株30種 35927.43 +383.25 +1.08%
ナスダック総合 15565.58 +327.94 +2.15%
S&P500 4709.85 +75.76 +1.63%
と大幅上昇という結果になりました。
ちなみにS&P500のCFDチャートはこんな感じです。
S&P500日足チャート
S&Pはもっと大きく調整が入ってほしかったのですが、
またもや高値を更新しそうな勢いですね。
そして私たちにとって何より気になるのが為替の動向です。
2022年に3回の利上げを予想というのは個人的には大きいと思いましたが、
こちらの動きは非常に穏やかなもので、
ドル円日足チャート
113円台から114円に乗せはしたものの、
114円半ばの太い抵抗を超えることはありませんでした。
直近の高値である115円は一気に超えても良さそうな材料に思えましたが、
これは正直驚きです。
円安が加速されるのは困りますので嬉しいことなんですけどね。
いつものように全体が見えるように縮尺を変えてみるとこんな感じです。
前回までのチャートには引いていませんでしたが、
次の上昇時には意識されそうなので、
前回の高値に黄緑でラインを追加しておきましょう。
海外投資をされている方をサポートしている立場から言えば、
強くなれ円!
なのですが、円高に向かうのは難しそうです。
「支払がきつくなって、、、」
円安に動くと決まって聞くフレーズです。
上のチャートを見ても、
まだそこまで大きく円安になっているわけではありませんが、
イメージ的に今年の円安は応えた人が多いようで、
支払いがきつくなったので海外積み立てを少し停止したい。
という方がチラホラ出てきています。
確かに以前にも書きましたが、
今年は10円以上円安が進みましたから
私たちがサポートさせていただいている海外で積立投資をされている方々は、
円ベースで1割ほど負担が増えているということになります。
もちろんコロナの影響があって、
収入自体が大きく減少してしまったという方もいます。
ただし、
現在の水準はしつこいようですが、まだまだ円安というにはほど遠い水準。
来年以降、米国をはじめ諸外国も追随して利上げを行ってくる可能性が高く、
一方で日本は金利を上げるわけにはいかないために
置いてきぼりをくらい、
今年以上の円安は十分に考えられるわけです。
そうなると次に起こす行動は、
一部引出し・解約
背に腹は代えられないといえど、
こうなってくると何のために海外投資を始めたのか。。。
となってしまいます。
厳しい時には、まず無駄を見直す。
無駄を排除した後で、
積立を停止するのではなく
まずは自分の証券が何処まで減額が出来るのか調べる。
減額の余地があるのなら、
先ずは減額して対応する。
とにかく、海外積立商品のほとんどは、
初期期間とそれ以降の累積期間(累積口座)があり、
累積口座を如何に満期までに早く膨らますかが重要。
何故かと言えば、
ズバリ累積口座の手数料が安いからにほかなりません。
そのため、積立を停止してしまうと、
累積口座が膨らまなくなってしまうために
証券にとってはマイナスになります。
現在よりも少ない金額だとしても、
続けていくことが大切だということです。
ご契約さえている商品の最低積立額が不明な場合には、
お気軽にお問い合わせください。
私たちがサポートしていない証券でも可能な限りお調べいたします。
また、どうしても解約しなくてはならないけど、
何処に連絡していいのかわからない!
という場合にもご相談下さい。
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