私たちが常日頃からサポートさせていただいている
海外投資家の皆様の場合には心配ありませんが、
契約されたIFAによっては、
契約後に何もサポートをしてもらえず
海外投資難民と化す方が多くいらっしゃいます。
そうなると、
一番多く発生する事態が積立が出来ずに証券が自動停止、
最悪の場合は失効してしまいます。
自動停止ならばすぐに積立再開の手続きを行えば、
大きな問題は起きませんが、
契約後のサポートを受けられない方の多くは、
そのまま放置することになります。
そうなると契約している商品によっては、
大きな損失を被ることになってしまいます。
損失の例をご紹介しておきましょう。
RL360 (Regular Saving Plan)の場合、
基本オフショアセービングプランには、
初期期間と累積期間というものが設定されており、
初期期間内に積立を停止させることはできません。
(初期期間は契約開始から18か月から24か月)
しかし、初期期間中にクレジットカードの不正使用にあって
カードが止まってしまったり、
有効期限が来ているのにカードの更新手続きをしないと、
積立が行われなくなってしまうため
積立が停止してしまい4か月程度の猶予はあるものの、
証券は失効します。
失効させてしまうと復活させることもできますが、
未払い分をすべて支払う必要があり、
復活できる期限も限られています。
復活の手続きを行わない、もしくは期限が過ぎてしまうと、
それまで積み立てたお金が全て無くなってしまいます。
そして、初期期間が終了して累積期間にある場合は、
積立を停止することが可能になるため、
万が一上記のようなカードの支払いが滞ってしまった場合にも、
失効して証券がパーになるという最悪の事態は起きませんが、
停止させてしまうことによるペナルティーが発生します。
ペナルティーは2つ。
停止のペナルティー
1.毎月発生するUSD7(USD8の証券も)の手数料があるのですが、
この手数料が停止している期間中は3倍のUSD21(USD24)にアップしてしまう。
2.この証券は満期時にボーナスが発生するのですが、
停止をしてしまうことによってボーナスの比率が下がってしまう。
例えば、25年の積立をするという契約の場合は、
満期時に6.25%のボーナスが発生しますが、
一年以内の停止で0.25%減少、
一年以上二年未満の停止で0.5%減少といったように
年単位で0.25%受け取れるボーナスが減ってしまいます。
二つのペナルティーを喰らってしまうため、
満期の時の時価総額へのダメージはとても大きなものになります。
こうした損失を防ぐには、
ご自身で契約されたIFAをしっかりと認識しておくことが重要です。
これまで弊社にオフショアセービングプランに関する
ご相談をいただいた方のほとんどは、
どこのIFAと契約したのかを全く理解しておらず、
「〇〇さんに全てお任せしていたのですが、
全く連絡が取れなくなってしまって、、」
という具合に、
下手をするとIFAという言葉すら知らない方もいる始末。
せっかく持たれている海外資産なので、今からでも遅くありません。
今までずっと放置されてしまっていたとしても、
IFAの連絡先が分かるのであれば、
連絡をして積立の再開をすることをお勧めします。
積立の再開をされる際には、
ご契約されている証券の最低積立額の確認を行って
満額再開でなくても無理のない金額で再開すること。
最低金額での再開が無理だというのであれば、
もう解約してしまうという選択肢もあると思います。
オフショアセービングプランに関するお悩み事がありましたら
お気軽にご相談ください。
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