日本国債先物の6月限の下落が止まらず、
前場の取引で前日比21銭安の142.91円となりました。
これにより10年債利回りは2011年7月以来となる1.1%台に上昇。
こうした動きは株式市場にも影響を与え
前場の日経平均は一時939.87円安い37617円ちょうどまで下落しましたが
10時を過ぎたあたりから買い支えが入ったと思われ、
現在は38000円台を回復した動きになっています。
結局のところ金利を抑え込むのも限界が来ているという事かと思っています。
ニュースで今回の要因と言われている米国債利回りチャートを見ておくと
米国の利下げは現在9月が濃厚とされていますが
まだ先送りになる可能性もあるとして
ふたたび5%を目指しそうな勢いになっています。
米国の株式市場はというと、
金利上昇からNYダウは下落傾向にあるものの
ナスダックやS&P500に至っては相変わらずしっかりした動きがみられます。
後者が強いのは日本のNISAが影響しているとも言われています。
残念なことに私たち日本の投資家が
高値掴みが得意なのも相変わらずのようです・・・
こうした状況の中で、
為替市場はどうなのかというと
ドルインデックスには大きな動きはありませんが、
比べれば一目瞭然、
引き続き円安が止まりません。
いつものチャートはこちら。
チャネルラインは引き直した方が良さそうですが、
方向性は変わっていませんので
大きくずれが再度確認できるまではこのままにしようと思います。
大切なことなのであらためて言います。
円資産しかないのは非常にリスクだという事です。