本日もHSBC香港のサポート実例です。
先日の記事にありましたが、
Mastercardデビットカードが
申請手続きをしていないにもかかわらず、
郵送されて来た方からご連絡をいただきました。
今回はそのカードの有効化のサポートです。
その方自身はHSBCのMastercardデビットカード
というものがある事すら、
ご存知ではありませんでした。
よってこれがどのようなカードで、
どういうメリットがあるのかも全くご存じない状況で、
先ずはそこからご説明させていただいた次第です。
何も分からずに送られてきたら戸惑ってしまいますよね。
Mastercardデビットカードのメリットとは?
デビットカードのメリットについて、
細かくブログ記事にしていませんでした!
今更感はありますが、まとめておこうと思います。
メリットは下記です。
1.マルチカレンシー(他通貨対応)
2.Mastercardの使えるところで使える
3.手数料、年会費なし
4.海外での引き出しに便利
以上です。
それでは、細かく見ていきましょう。
マルチカレンシー(他通貨対応)
通常お持ちのATMカードを利用すると、
HKD Savingsからの引き出しや決済となります。
例えば、日本で10万円引き出そうとすると、
その時の両替レートでHKD Savingsから
10万円分のHKDが引き出されます。
しかし、Mastercardデビットカードはマルチカレンシーですので、
日本のATMで10万円分引き出そうとしたときに、
JPY Savingsの口座内に資金があり、
さらにその残高が10万円以上あれば、
JPY Savingsから10万円引き出されるということです。
※JPY Savingsなど現地通貨に残高がない場合は、
HKD Savingsから引出されるのでご安心ください。
為替レートなどを意識することなく使えるのと、
万が一現地通貨に資金が無くても大丈夫!
というところがメリットです。
Mastercardの使えるところで使える
ATMカードはUnionpay(銀聯)ブランドのカードとなっていました。
そのため、Unionpayの使えるATMやお店で使えます。
今回のデビットカードはMastercardのブランドですので、
Mastercardの使えるATMやお店だけでなく、
ネットショッピングなどでも使えるということになります。
※一部利用できないサイトもあります。
例:ヨドバシドットコム(2022年2月時点)
そもそもの話ですが、Unionpayが使えるところよりも、
Mastercardの使えるところが圧倒的に多いので、
より便利にHSBC香港の資金を活用できることになります。
※1日の利用上限はHKD 50,000(約70万円)です。
現時点では上限を上げることはできないようです。
手数料、年会費なし
Mastercardデビットカードを持っていたとしても、
年会費は無料です。
また、通常の利用での手数料もありません。
キャッシュバックがある
買い物での利用について、0.4%のキャッシュバックがあります。
引出はもちろん対象外ですが、
普段使いはデビットカードの方がお勧めですね。
海外での引き出しに便利
こちらについては他のメリットと重複する部分はありますが、
Mastercardのブランドの使えるATMで使え、
マルチカレンシー対応ということで、
海外で引き出す際にUnionpayのATMカードよりも、
為替の影響などを考えることなく、
現地通貨のSavingsから、
現地通貨での引き出しが可能となっています。
今はコロナ禍で海外旅行に行くことはままならないですが、
また自由に海外旅行に行けるようになれば、
便利なこと間違いなしです。
それまでは日本で使っておきましょう。
ただ、海外のATMで引き出しをすると
HKD40の手数料がかかります。
しかし、この手数料はUnionpayのATMカードでの
引き出しの際に掛かる手数料よりは現在は割安です。
※2022年2月以降手数料改定があったため
HKD40の手数料はあくまでHSBC香港側の手数料で、
利用されるATMごとに別途手数料はありますので、
ご注意ください。
まとめと次回予告
以上、メリットについてそれぞれまとめてみました。
まだ持っていない方、
欲しくなったのではないですか?(笑)
次回のブログでは現時点での最新の有効化方法について、
解説してみようと思います。
HSBCでお困りのことがあれば、
経験豊富なスタッフがストレスなく早急にサポートいたしますので、
まずはお気軽にお問い合わせください。
その他、海外投資に関するお悩み事なども、
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